日産の斬新「コンパクトワゴン 2人乗り仕様」がすごい! 世界に8台の超絶激レア「キューブ」 200万円で

未だにファンが多い日産「キューブ」。最近では中古車のキューブをリフレッシュして販売する取り組みも話題です。そんな中「キューブ ムエット」という超絶激レアな個体がオークションに登場しました。

ブガッティよりも希少!世界で8台以下しか存在しない珍車とは

 かつて日産にはコンパクトカー「キューブ」ベースのピックアップトラックが存在していました。
 
 そのクルマがオークションサイトに登場して注目を集めています。

これは激レア! 日産「キューブ ムエット」(画像提供:RSKR)
これは激レア! 日産「キューブ ムエット」(画像提供:RSKR)

 キューブは1998年に「マーチ」のプラットフォームを流用し、居住スペースを拡大したハイトワゴンです。

 運転しやすいコンパクトカーベースということもあり、性別、年齢を問わず、多くの人に支持されました。

 とくに2002年に登場した2代目以降は大幅にコンセプトが変更され、立方体を強調したボディや左右非対称のエクステリアなどデザイン面でも磨きをかけました。

 また、インテリアデザインもリビングのシートをイメージさせるようなシートを採用するなど、当時のコンパクトカーでは珍しい斬新なクルマとなっています。

 このようなおしゃれで個性的なキューブですが、さらに個性を際立たせた限定車が存在していました。

 その個性的なクルマが「キューブ ムエット」で、2代目キューブのBピラー以降のルーフを切断してピックアップトラック化したものです。
 
 ムエットとはもともとフランス語で「カモメ」を意味する単語で、グリル部分にはカモメをモチーフにしたデザインが施されています。

 このクルマが誕生したきっかけは横浜に本社を持つ日産が、市内の20以上の企業や団体などが協力して横浜の文化を感じてもらうためのプロジェクトから始まりました。

 また、製造は「BE‐1」や「パオ」、「フィガロ」などのパイクカーを手掛けてきた高田工業が担当しているので品質はお墨付きです。 

 デッキ部分や横開きのバックドアの処理も秀逸で、メーカーオリジナルのラインナップといわれても違和感がありません。

 ほかにも個性を際立たせている理由に生産台数があり、当時は200台のみの限定販売とされていました。

 しかし、コンパクトカーで2シーターピックアップトラックという、キューブのコンセプトから真逆に方向転換したことあって、わずか8台しか生産されなかった幻のクルマになってしまいます。

 また販売方法も車両持ち込みで+119万8000円と高額だったことやボディの切断や溶接などの手の込んだ作業のため、納期がかかったことも希少性に拍車を掛けました。

 そのため、街中で見かけることは皆無で、中古車市場でも出回ることない珍車となりました。

 しかし、オークションサイトでキューブ ムエットの中古車が出品されて、注目を集めています。

 オークションで出品されているキューブ ムエットは、走行距離は8万5000km、年式は2005年式となっています。

 カラーはブロンズ系のソリッドカラーにオールペン、メッキアルミホイールとローダウン済みということもあって、アメ車のローライダーをデフォルメしたような仕上がりです。

 また、キューブ ムエットの特徴でもあった、カモメデザインのグリルはノーマル調のものに換装され、ヘッドライトも楕円形のタイプに変更されました。
 
 ほかにも荷台部分のスペースも拡大されており、使い勝手をよくしてあります。

 このような個性たっぷりのキューブ ムエット カスタムですが、どういった経緯でこの車両取り扱いに至ったのか、取り扱いを行うRSKRの川崎氏は次のように話します。

「ペイントやカスタムをした唯一無二のモデルが生産したく、もともとお客様が所有していたムエットを買わせてくれないか交渉して取り扱いに至りました。

 ポイントとしてはオールペイントの2トーンで、つや消しをしているところで、コンパクトなピックアップトラックを塗装しているので、オリジナリティ溢れるモデルとなりました」

※ ※ ※

 なお、今回の個体はオークションサイトにおいて、参考価格200万円から出品されています。

 とにかく街中では声をかけられることが必至で、目立つこと間違いないなしです。

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2件のコメント

  1. なにかといわくありげな記事が多い中でこの車のクオリティは素晴らしい、と思います。
    しっかりとしたコンセプトを明確にしての仕上げセンスは久々の「ちゃんとした」カスタムカー。
    そおれに引き換え日産なんちゃら大学で作成した「エルグランドの新型?セレナ顔」なんてめちゃくちゃ、いじれるところはなんでもいいから変えてしまうごった煮デザイン。SUVなの?、族車なの?、どっちなのよ?って感じでしか見えない改造車。当然、先生がいて生徒がいて相談しながらアイデアを出してだろうに。もう少しデザインの意味を勉強させる学校であってほしい。

  2. リヤのドアの処理は違うけど、オートバックスでもやってた。

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