日産の欧州法人は2024年2月7日、商用車（LCV）の新型モデル「インタースター」を発表しました。
　
　新型インタースターは、多様化する企業のニーズに対応することを考慮して誕生。先代モデルよりも100mm長い積載エリアに加えて、サイドドアは幅を40mm拡大しており、より多くの荷物を積載することが可能になっています。

　外観は、左右にメッキのガーニッシュを備えた水平基調のフロントグリルを採用。角ばったヘッドライトを装着するとともに、「INTERSTAR」の大きなロゴがエンボス加工で施された、存在感のある独自のデザインを実現しました。

　内装は、耐久性のあるシートカバーを採用。ヒーター付きフロントガラスおよびシートも備えられ、快適な室内となっています。

　新型インタースターは、「ティッパー」、「ドロップサイド」、「ボックスバン」など、幅広いコンバージョンモデルをラインナップ。大容量の貨物の積載から、長距離の走行、車室空間の拡大、重量物の運搬まで、あらゆるニーズに対応します。

　また、ホイールベースもショート、ロングなどが用意されているようです。

　パワーユニットはディーゼルエンジンに加え、日産の大型バンとして初の電気自動車を設定。

　EV仕様の「インタースター-e」はバッテリーは87kWhまたは40kWhを搭載し、87kWhのバッテリーを搭載するモデルの航続距離は460kmと長距離の走行が可能となっています。

　急速充電にも対応しており、30分の充電で、87kWhバッテリーモデル約252km、40kWhバッテリーモデルは約200km走行することができます。

　ディーゼル仕様は、高いトルクにも対応する9速ATを備え、クラストップの高燃費を実現しました。

　そんな新型インタースターに対して、さまざまな反響が寄せられています。

「日産の新型インタースター、なかなか精悍なイメージ」「ギラギラオラオラ感が抑えられた素晴らしいデザイン」「デザインも良いじゃない！ 最高に好き！」「商用じゃもったいないくらいカッコいい」など、ダイナミックなスタイリングが評価されています。

「貨物だけでなく、キャンピングカーのベースにもなりそう」「車中泊キャンプができる、オール電化の部屋みたい」「バイクも余裕で載るし、ピットが確保できなくても快適に過ごせそう」など、商用バンとしての用途にとどまらず、キャンピングカーやトランスポーターといった趣味で使える仕様を求める声もありました。

「日本で買えたらいいのにな！」「なんでインタースターを日本で出さないんだよ」「日本でも欲しい一台」「日産はキャンピングカー（移動オフィス）のベース車両として日本で売るべき」といったコメントも。

　欧州で販売される新型インタースターは、日本で発売されるかどうかは明らかにされていませんが、国内販売を熱望する人も見受けられました。