ステランティスジャパンは、同社が販売するイタリア車ブランド、アルファ ロメオのミドルサイズSUV「トナーレ」に、限定モデル「Veloce Smart Package（ヴェローチェ スマートパッケージ）」を設定し、2024年2月23日から発売すると発表しました。

　トナーレは、2023年2月10日から日本で販売されているミッドサイズSUVで、アルファ ロメオブランドにおいて初となるハイブリッドシステムを搭載。

　同ブランドが命題とするスポーツ性能をしっかりと備えつつも、未来を見据えたブランドの変革を体現したクルマだといいます。

　そのエモーショナルなエクステリアには、過去のアルファ ロメオの名車をモチーフにしたデザインが随所に取り込まれおり、1980年代に登場した伝説的スポーツカー「SZ」から着想を得た片側3連ヘッドライトや、1960年代の「ジュリア GT」を想起させるショルダーラインなど、分かる人には分かる遊び心がオーナーの所有欲をくすぐります。

　またインテリアはドライバー中心のレイアウトが特徴で、ブラック基調の上質な素材を採用。インパネには10.25インチのマルチメディアシステムを備え、メーターパネルにも12.3インチの液晶式とするなど、視認性と先進性の両立を図った設計となっています。

　パワートレインには、最大出力160馬力・最大トルク240Nmを発揮する1.5リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載し、20馬力のモーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッド（MHEV）を採用。このほかにプラグインハイブリッド（PHEV）を採用したグレードも用意します。

　先進運転支援システムでは、アダプティブクルーズコントロールや衝突被害軽減ブレーキ、車線維持支援機能をはじめ、360度カメラやブラインドスポットモニターなども標準装備しました。

　今回追加された限定モデルのヴェローチェ スマートパッケージは、スポーツ性能と上質感を兼ね備えたグレード「ヴェローチェ」に、充実の装備を追加したお買い得な仕様。

　通常のヴェローチェに標準で設定される「20インチホイール」や「電子制御サスペンション」「ナチュラルレザーシート」「アルミニウム製キックプレート」にくわえて、人気アクセサリーの「純正クラウド型ドライブレコーダー」と「ETC」を搭載し、さらにヴェローチェよりも6万円安い車両価格を実現しています。

　限定モデルのヴェローチェ スマートパッケージの価格（消費税込）は、MHEV仕様が604万円で、PHEV仕様が756万円。

　160台のみの限定販売となり（MHEV／100台、PHEV／60台）、全車右ハンドル仕様となります。