50年ぶり復活!? ホンダ新型「シビック“快速仕様”」2024年秋発売! 6速MT×専用エアロ装備の「RS」登場へ
先日開催された東京オートサロン2024でサプライズ発表となった、ホンダ現行型「シビック」のRSモデル。今秋の発売となりますが、登場すれば50年ぶりの復活となります。
50年ぶり復活となる新型「シビック“RS”」
先日開催された東京オートサロン2024でサプライズ発表となった、現行型「シビック」のRSモデル。
現時点では今秋発売という情報以外、具体的なスペックなどは明らかとなっていませんが、専用形状のフロントバンパーや大型化されたブレーキ、6速MT専用となるといわれるグレード体系などが判明しています。
このシビックRSは、スポーティなシビックは欲しいけれど、タイプRほどガチなモデルはちょっと……というユーザーにピッタリな一台となることは間違いありませんが、この「RS」というグレード名は、実はシビックにとっても伝統のあるネーミングだったのです。
1972年7月に初代モデルが登場したシビックは、1973年12月にマスキー法などの厳しい排ガス規制をクリアしたCVCCエンジンを搭載したモデルを追加し、クリーンでエコなモデルとして世界的な大ヒット車種となりました。
その一方で翌年10月にはスポーティモデルとして「RS」の冠を備えた1200RSを設定。このRSはあたかも道路を帆走するような、ゆとりある快適な走りを意味する「ロードセーリング」の略となっており、シビックのスポーティモデルの元祖となったのでした。
その後、シビックのスポーティモデルは3代目からツインカムエンジンを搭載した「Si」が登場し、4代目ではDOHC VTECエンジンを搭載し、NAながらリッター100PSを達成したB16A型を積む「SiR」が登場しています。
そして6代目モデルではSiRをベースに、サーキット走行も視野に入れたホッテストモデルの「タイプR」が登場すると、それ以降のシビックのスポーツモデルはタイプRに集約されていったのです。
そのため、シビックのハッチバックモデルに「RS」の名前が冠されるのは1974年に初代につけられて以来、50年ぶりということになるワケです。
なお、シビック全体でみると1998年9月にセダンモデルのシビックフェリオに「Vi-RS」という1.5Lの3ステージVTECエンジンにSiのエクステリアや足回りをプラスしたモデルにRSという名前が使用されたほか、ハッチバックモデルにはタイプRを除きスポーツモデルが設定されなかった7代目シビックのフェリオにも、1.7LのSOHC VTECエンジンを搭載した「RS」グレードが設定されていました。
いずれにしてもシビックRSが登場すればタイプR以外での久々のスポーツグレード復活ということになり、今後電動化にシフトしていくことを明らかにしているホンダの純ガソリンエンジン×MTとなれば、今後貴重なモデルとなることは間違いないでしょう。
前述した通り、現時点では詳細なスペックなどは明らかとなっていませんが、新型シビックRSも「ロードセーリング」を意味しているといいますから、その走り味の違いにも期待ができそうですね。
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