トヨタが「屋根なしハチロク」実車公開! 「4人乗りオープンカー」市販化に期待する声も!? “幻の86”への反響は?
トヨタ初代「86(ハチロク)」をベースにした「FT-86オープンコンセプト」が、トヨタ博物館で特別に公開されます。このモデルに対して、さまざまな反響が寄せられました。
えっ…! あの86がオープンカーに!?
トヨタ博物館(愛知県長久手市)は、2024年2月14日から5月6日まで「エントランス特別展示」を実施する予定となっており、トヨタのFRスポーツカー「86(ハチロク)」のコンセプトカー「FT-86 Open Concept(オープンコンセプト)」を特別に公開します。
FT-86 オープンコンセプトは、将来のスポーツカーのスタディモデルとして、2012年にデビューした初代86をベースに製作されたオープンモデルです。
同車は2013年3月に「ジュネーブモーターショー2013」で世界初公開され、同年11月の「東京モーターショー2013」では日本初公開されました。
FT-86 オープンコンセプトの特徴はクーペボディからオープンカーへと変更されている点で、電動開閉式のソフトトップを装着。ベースの86が持つ、流れるような美しいスタイルを維持しながらコンバーチブル化を実現しています。
内装はホワイトを基調とし、明るく華やかなインテリアを演出。インパネ中央に3連メーターが装着されるなど、スポーツカーらしいアイテムも目を引きます。
2+2の4人乗りであるところはベースの86と同様。狭いながらも後席に乗員が乗ることができ、実用的な一面も見て取れます。
ジュネーブモーターショー2013に出展されたFT-86 オープンコンセプトは、ホワイトのボディカラーにイエローのフロアカーペットやステッチなどが用いられていたのですが、東京モーターショー2013では「フラッシュレッド」のボディカラーに変更。市販車に用意された赤とは異なる、特別なカラーを身にまとっていました。
なお、今回トヨタ博物館で公開されるFT-86 オープンコンセプトも、日本仕様の赤いボディカラーの車両となるようです。
86は2021年にフルモデルチェンジを果たし、2代目となる現行モデルは「GR86」としてラインナップされています。
初代・2代目ともにクーペタイプのスポーツカーとなっており、オープンモデルは市販化されていません。
FT-86 オープンコンセプトは“幻の86”ともいえますが、このモデルに対してさまざまな反響が見られました。
「販売したら絶対売れるのに!」「出せば良いのにね」「これ欲しい。人生最後のクルマにしたい」など、オープン仕様の86の市販化を求める声が寄せられています。
「タルガか…強度足りないならTバールーフで良いんじゃない。クローズドと比較すると強度は下がるけど、普通に走る分には充分だろうし、本気で走る人は買わないだろうし」と、市販化実現に向けての仕様を吟味するコメントも。
また、オープンカーの国産スポーツモデルといえば、マツダ「ロードスター」が存在していますが、「86のオープンがでたら、高比率でロードスターから乗り換えるだろうな」「2人乗りのオープンカーは運転席シートが倒れないから休憩できないので4人乗りが良い」と、4人乗りオープンカーに興味を持つ人も見受けられました。
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このFT-86 オープンコンセプトと同時に、トヨタ博物館では「86 シューティングブレーク コンセプト」も展示する予定です。
86 シューティングブレークとは、86に長い後部のヘッドルームとラゲッジスペースを加えたモデル。
86をベースとした2台のユニークなコンセプトカーを見比べることができる機会となりそうです。
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