道路に撒かれた「謎の白い粉」は何? 踏むとクルマに「悪影響」およぼす可能性も!? 愛車を守る「対策」とは
冬の路上では、「白いツブ状の物体」が撒かれているのを見ることがあります。これは一体どのような理由で散布されていて、またクルマで踏むことに問題は無いのでしょうか。
道路に撒かれた「謎の粉」は何?クルマに悪影響も
冬の路上、とくに雪が降る地域や高速道路上で、「白いツブ状の物体」が広く撒かれているのを目撃した人もいるでしょう。
これは一体どのような理由で散布されているのでしょうか。また、クルマで踏むことで何かトラブルが起きる可能性はあるのでしょうか。
この粒子の正体は、「塩化ナトリウム」や「塩化カルシウム」を主成分とした薬品で、ひとことで言えば路面凍結防止のために道路に散布される「融雪剤」です。
雪や氷を融かすほか凍結を防ぐ効果があるため、通常では路面が凍るような寒冷地の道路であってもクルマが安全に走行できるようになり、スリップ事故や歩行者の転倒を防ぎます。
しかしその一方で、この融雪剤によって“クルマの劣化”が加速するというデメリットも存在。
融雪剤の主成分である「塩分」は、金属の腐食を促進させる性質があるため、クルマのボディや足周り部品などに付着したまま時間が経つと、金属製のパーツが腐食を起こしてしまうのです
海沿いでは潮風に晒され続けたクルマが錆びやすくなりますが、これと同様に「塩害」を引き起こすと言えば分かりやすいでしょう。
1 2
もう春まじかですよね。冬シーズン来る前の話題だと思うのですが