スズキ新型「軽SUV」実車公開へ! めちゃオシャな「謎のタフ仕様」は次期型「スペーシアギア」なの!? アウトドア風味な「スペーシア」とは
「大阪オートメッセ2024」でスズキは、カスタマイズカー「パパボクコンセプト」を参考出品します。未発表の次期型「スペーシアギア」ではと噂されるコンセプトモデルについて紹介します。
誰がどう見ても次期型「スペーシアギア」だけど…
スズキは、2024年1月12日から14日までインテックス大阪(大阪市住之江区)で開催される「大阪オートメッセ2024」に、新型「スペーシア」をベースにしたカスタマイズカー「パパボクコンセプト」を参考出品します。
次期型「スペーシアギア」を示唆するSUVテイストのデザインですが、どのようなクルマなのでしょう。
2008年に登場した軽スーパーハイトワゴン「パレット」の後継車として、2013年2月に初代モデルが誕生したスペーシアは、高い全高とスクエアなフォルム、そして後席両側スライドドアを備えた実用的なモデルで、ファミリー層を中心に支持を集めました。
続く2代目スペーシアは2017年12月に登場し、先進運転支援機能「スズキ セーフティ サポート」の採用に加え、内外装に“スーツケース”モチーフのデザイン処理を施した個性的なスタイリングも大きな特徴で、標準タイプに加え、迫力と存在感を高めたエアロタイプ「スペーシア カスタム」も用意。
さらに1年後の2018年12月にはSUVデザインを融合した「スペーシア ギア」を、2022年8月には商用車仕様の「スペーシア ベース」をそれぞれ追加してラインナップ拡大も推し進め、好調な販売成績をおさめています。
そして2023年11月9日、スズキはスペーシアとスペーシア カスタムを6年ぶりにフルモデルチェンジし、同月22日から発売しました。
3代目スペーシアは、先代の“スーツケース”をイメージしたスタイリングを進化させ、さらに大きな「コンテナ」をモチーフにデザイン。より大容量な空間であることが伝わるエクステリアとなりました。
インテリアは、先代のフタ付きの収納を廃止し、上面に大型トレイを備えた開放的なレイアウトに変更するなどし、日常での使い勝手を向上。
標準タイプは明るいリビング風の素材を、新型スペーシアカスタムにはボルドーとブラックの組み合わせで大人っぽい雰囲気と、それぞれ差別化を図っています。
また後席の座面には「マルチユースフラップ」を新採用し、リラックスできる「オットマンモード」など3つのモードを備え、快適性と使い勝手を向上させました。
このほか先進運転支援機能も最新仕様にアップデートしたり、新型の自然吸気エンジンとCVTを搭載しマイルドハイブリッドと組み合わせることで燃費や動力性能も改善するなど、先代からの進化は多岐にわたります。
ただし2024年2月上旬現在、先代で好評だったSUVタイプのスペーシアギアの次期モデルはまだ姿を現していません。
そんななか、2024年1月12日から14日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「東京オートサロン2024」で世界初公開されたのが、新型スペーシアのコンセプトモデル、パパボクコンセプトです。
親子でアウトドアや料理を一緒に楽しむことのできるコンセプトモデルで、後席から荷室にかけてキッチンスペースにカスタマイズ。スズキでは「料理で親子のコミュニケーションが弾むファミリーキャンプの世界観を表現した」と説明します。
外装の仕立てについてスズキからの詳細な発表はありませんが、ベースの新型スペーシアとは明らかに異なるタフなSUVテイストのデザインを採用しており、誰の目にもこれが次期型「スペーシアギア」を示唆するモデルだとわかります。
新型スペーシアギアに関するスズキからの公式発表が待たれるところですが、現段階ではこの“パパボクコンセプト”でイメージを膨らませるほかなさそうです。
なんかダイハツの真似してない?スズキにはダイハツの真似なんてやってほしくないね。