福井に新たなループ橋! 国道365号梅浦BPが3月開通 くねくね難所を“ゆったり&ぐるーり”通過

福井県越前町で建設が続いてきた国道365号の梅浦バイパス(2期区間)が2024年3月に開通します。越前海岸の手前にあるくねくね区間が解消されます。

越前海岸手前の難所が解消

 福井県の杉本達治知事は2024年1月25日、越前町の国道365号梅浦バイパス(2期区間)が3月10日に開通することを定例会見で明らかにしました。

国道365号梅浦バイパスの工事状況。2023年12月撮影(画像:福井県)
国道365号梅浦バイパスの工事状況。2023年12月撮影(画像:福井県)

 国道365号は、石川県加賀市から福井県福井市・越前町・越前市・南越前町、滋賀県長浜市、岐阜県関ケ原町、三重県いなべ市などを経て四日市市に至る国道です。

 このうち越前町から越前市に至る区間は、2023年11月に開通したばかりの国道417号冠山峠道路や、2024年3月に開業を控える北陸新幹線の越前たけふ駅から越前海岸までを東西に結ぶメインルートになりますが、途中の越前町梅浦には、クネクネとひもがもつれたような急カーブの続く箇所があります。

 県によると、急勾配でもあることから、大型車のすれ違いが困難で安全な通行に支障をきたしているといいます。

 梅浦バイパス(2期区間)の計画延長は1220m、計画幅員は9.0mです。橋やトンネル(長さ215m)などでゆったりとしたカーブを描きながら、高低差を克服します。

 バイパス開通により時間や距離の短縮はそれほど見込めませんが、緩い勾配とカーブ、ゆったりとした道幅に改良され走りやすくなりそうです。

 県は、「バイパス道路の整備により、越前海岸と北陸道および国道8号を嶺北中央部で東西に直結する幹線道路が形成され、丹南地方の観光・産業の振興が図られる」としています。

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