後席1人乗りの「新型レクサス」!? めちゃ「くつろげる」! 新型「LM」カスタムに込められた「斬新レイアウト」の狙いとは
真の狙い「ハイパーマックスパフォーマンスパッケージ」とは!?
しかし近藤氏によると、本当に訴求したかったことは別にあるといいます。
「ドライビングシミュレーターの搭載は、あくまで“究極的にくつろぐクルマ”を表現するためのものです。
真の狙いは、『ハイパーマックスパフォーマンスパッケージ』という、スプリングとダンパーによるサスペンションキットと、YAMAHA製パフォーマンスダンパーのセットにあります」
HKSはこれまでにも、先代30系「アルファード/ヴェルファイア」でチューニングを手がけており、高級ミニバンのノウハウを重ねてきました。
今回新型LMにあわせた特別チューニングでは、パフォーマンスダンパーをリアバンパーの内側、リアサイドシルの左右を繋ぐ形でインストール。
通常のスプリング&ダンパーだけのチューニングと比べて、走りのしっかり感、安定感、安心感が段違いによくなるといいます。
特に、車体がサスからの入力をしっかりと受け止めてくれるので、バネレートを1ランクは上げることができ、ミニバン特有のリア周りがしなる印象が無くなるというから、その効果は絶大なようです。
ハイトダウンスプリングと車高調整機能付きの専用ダンパー、そしてパフォーマンスダンパーのセットで、年内にはHKSの商品ラインアップに加わる見込みだと近藤氏は話します。
「このLMでは、後席スペースの“ネタ要素”が悪目立ちしてしまっていますが、よく見ていただければ、純正車高よりも低く仕上がっていることが分かると思います。
昨今のサスペンションチューニングは『動かして止める』のがトレンドなので、その方向で新型LMも仕上げています。
乗り味に大きく効くバンプラバーは、テストした上でHKS専用品に入れ替える可能性もあります」
※ ※ ※
究極のプライベート空間を支えるには「究極の足回りが必要」ということなのでしょう。
もしも乗る機会があるならば、是非とも乗ってみたい一台といえます。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。