後席1人乗りの「新型レクサス」!? めちゃ「くつろげる」! 新型「LM」カスタムに込められた「斬新レイアウト」の狙いとは

HKSは「東京オートサロン2024」で、レクサスの新型ミニバン「LM」をベースにした「HKS e-Drivingコンセプト」を発表しました。新車価格2000万円という超高級車に対し、HKSはどのようなカスタマイズを施したのでしょうか。

真の狙い「ハイパーマックスパフォーマンスパッケージ」とは!?

 しかし近藤氏によると、本当に訴求したかったことは別にあるといいます。

「ドライビングシミュレーターの搭載は、あくまで“究極的にくつろぐクルマ”を表現するためのものです。

 真の狙いは、『ハイパーマックスパフォーマンスパッケージ』という、スプリングとダンパーによるサスペンションキットと、YAMAHA製パフォーマンスダンパーのセットにあります」

後席にも「運転席」!? レクサス新型「LM」に搭載されたドライビングシミュレーターで「究極的にくつろぐクルマ」を表現
後席にも「運転席」!? レクサス新型「LM」に搭載されたドライビングシミュレーターで「究極的にくつろぐクルマ」を表現

 HKSはこれまでにも、先代30系「アルファード/ヴェルファイア」でチューニングを手がけており、高級ミニバンのノウハウを重ねてきました。

 今回新型LMにあわせた特別チューニングでは、パフォーマンスダンパーをリアバンパーの内側、リアサイドシルの左右を繋ぐ形でインストール。

 通常のスプリング&ダンパーだけのチューニングと比べて、走りのしっかり感、安定感、安心感が段違いによくなるといいます。

 特に、車体がサスからの入力をしっかりと受け止めてくれるので、バネレートを1ランクは上げることができ、ミニバン特有のリア周りがしなる印象が無くなるというから、その効果は絶大なようです。

 ハイトダウンスプリングと車高調整機能付きの専用ダンパー、そしてパフォーマンスダンパーのセットで、年内にはHKSの商品ラインアップに加わる見込みだと近藤氏は話します。

「このLMでは、後席スペースの“ネタ要素”が悪目立ちしてしまっていますが、よく見ていただければ、純正車高よりも低く仕上がっていることが分かると思います。

 昨今のサスペンションチューニングは『動かして止める』のがトレンドなので、その方向で新型LMも仕上げています。

 乗り味に大きく効くバンプラバーは、テストした上でHKS専用品に入れ替える可能性もあります」

※ ※ ※

 究極のプライベート空間を支えるには「究極の足回りが必要」ということなのでしょう。

 もしも乗る機会があるならば、是非とも乗ってみたい一台といえます。

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Writer: 吉川 賢一

日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど

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