全長4メートル!? 和製「小さな高級車」がスゴイ! 上質すぎる「豪華内装」に反響多数! 大人に似合うマツダ「高級コンパクトカー」とは
かつてマツダは「ベリーサ」というコンパクトカーを展開していました。独特の個性を備えていた同車について、SNSではどのような評価が見られるのでしょうか。
マツダの「スペシャル」なコンパクトカー
マツダのコンパクトカーといえば、伝統的な車種として「デミオ(現:マツダ2)」の名が浮かびますが、そのデミオとは異なるキャラクター性を求めたコンパクトカーとして、かつて「ベリーサ」というモデルが存在しました。
同車は他のマツダ車と一線を画す独特の個性を持っていたことから、販売が終了した現在でもSNSでは様々な評価コメントが見られます。
ベリーサは、2004年6月に発売が開始した「セミトールワゴンタイプ」のコンパクトカー。
2代目デミオをベースに開発された同車は、デミオよりも高級志向のモデルとして位置づけられ、当時は珍しかったアドバンスドキーを標準装備したほか、本革シートやHDD内蔵のミュージックシステムをオプションに用意するなど、ハイグレードな装備によって他車との差別化を図っていました。
また上質な仕立ては装備品のみならず、広々とした車内空間に防音材を取り入れ静音性を高めるなど、ワンランク上のコンパクトカーに相応しい設計が採用されています。
搭載するパワーユニットは、最大出力113馬力・最大トルク14.3kgf・mを発揮する1.5リッター直4エンジンに4速ATの組み合わせ、駆動方式はFFと4WDが選択可能。
このエンジンもデミオの上位グレードと同じユニットで、コンパクトカーらしい軽快な走りを披露しました。
そんなベリーサは、2004年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」で特別賞に選出されます。
しかし、同門のデミオ自体が欠点の少ない使い勝手の良いクルマだったことから、ベリーサの販売数はマツダの想定ほどは伸びませんでした。
マツダは同車の販売促進のため、本革シートを標準装備にするなどコストをかけたマイナーチェンジを繰り返しますが、デビューから11年後の2015年に生産が終了。
販売期間は長かったものの後継モデルは登場せず、1代のみで姿を消しました。
ベリーサを販売していた当時のマツダは、スポーティさをブランドイメージの柱としており、その中で高級感をアピールしたベリーサは「風変わりな存在」と受け止められていた面も否定できません。
しかし現在のマツダは、マツダ2やCX-3などコンパクトなモデルにも高級感のあるインテリアや本革シートが用意されるなど、上質な車内空間にも力を入れています。
ベリーサの名はラインナップから消滅しましたが、そこに込められたコンセプトは現在のマツダ車に活かされているのかもしれません。
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このベリーサについてSNSでは、元オーナーや知人が所有していたという人からコメントが投稿されており、「ベリーサいい車だったなー」「所有してました。運転しやすかったし珍しいから駐車場でも探しやすかった」「10年以上乗りましたが、シートがしっかりしていて座面も広く疲れ難かったです」「デミオと比べると落ち着いたインテリアで大人っぽいコンパクトカーだったね」といった、同車の上質な仕上がりに対する高い評価が見られます。
その一方で、「上質感はあったけど遮音材が重いのかコンパクトカーの割には燃費が悪かったな」「高速道路だと足が柔らかくて不安定に感じる時もありました」など、改善点についての言及も。
また、「いま思うとコンパクトカーに高級志向の内装を与えるアイデアは有りだったよね」「ボディが小さいこと=内装がチープではないとハッとさせられた」「SUVだけどMX-30が現在のベリーサの後継車に近い立ち位置かな?個性的だし独特な高級感あるよね」と、当時の思い出とともにベリーサのコンセプトを引き継いだモデルを探す投稿もあり、いかに同車がオーナーの記憶に今も残っているのかを感じられるものでした。
これはプチ富裕層向けのコンパクト・ダウンサイジングですが、差別化できる外観がないので人気が出ませんでしたね。 私は、ポルシェからオーラにダウンサイジングしてオーラにしましたが、NOTEとの差別化が無いので忸怩たる思いでもあります。 昔のパンデンプラみたいにコンパクトではあるが外観も内装も高級なコンパクトカーが出来たら買いたいと思います。 マツダだから出来るのでは無いかと期待します。