違反!? 無謀な「コンビニワープ」取締りは可能か? 過去には死亡事故も! 店側でも進む「対抗策」とは
コンビニ駐車場は私有地だけど「公に供される場所」でもある
しかし昨今は店外に監視カメラを導入し、対策に乗り出しているコンビニも多くあるようです。
コンビニの駐車場は基本的に私有地ではありますが、不特定多数が安易に出入りできる場所は「公に供される場所」つまり「公道」であるとした判例が過去にあります。
![コンビニ各社は防犯カメラを各所に設置しています[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2025/01/20240118_CONVENIENCE_STORE_SECURITY_ACCIDENT_002.jpg?v=1705549013)
公道であれば道路交通法の規制の範ちゅうであり、安全運転義務違反(道交法第70条第1項、安全不確認)などで取り締まりを行うことが可能となります。
また前述した、歩道を横切るときの一時停止違反でも取り締まることができるでしょう。
コンビニワープは、複数のドライバーが行うというよりも、特定のドライバーが、同じ場所で、同じ時刻に繰り返すといいます。
監視カメラでこれらの違反が確認でき、悪質性が認められれば、検挙される可能性は十分にあります。
監視カメラだけでなく、道行くクルマのドライブレコーダーや、通行人がスマホで撮影するなども考えられます。
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そもそも「違反だからダメ」という以前に、コンビニワープは重大な事故のもととなる危険な行為です。
コンビニワープでは短縮できるのは(できたとしても)わずか数分で、次の信号で追いつける程度の差でしかありません。
そして、コンビニの利用客や歩行者、はたまたワープした先の道路を通行するクルマにとって、大変迷惑な行為です。
自分勝手な行動は、いつか自分に返ってきます。
もし心当たりのあるドライバーがいたら、いますぐやめるようにしてください。
Writer: くるまのニュースライター 河馬 兎
お金と法律に関する複数の資格をもつWEBライター。好きな言葉は「お風呂」と「ハイボール」













































