トヨタが新型「屋根ナシ センチュリー」世界初公開! 白ボディ&白内装の「豪華仕様」なぜ出来た?SUVタイプが意外な場所で活躍か
トヨタと日本相撲協会は新しい「センチュリー」のパレードカーを2024年1月13日に世界初公開しました。
優勝力士を乗せる「センチュリーパレードカー」とは
2024年1月13日にトヨタは新しい「センチュリーパレードカー」を世界初公開しました。
日本相撲協会で使われるこのパレードカーとはどのようなものなのでしょうか。
トヨタは2023年1月より日本相撲協会とサステナビリティパートナー契約を締結しています。
今回のパレードカーは、2025年の大相撲100周年を記念して
製作されたもので、日本相撲協会が優勝力士パレードで使用するものとなっています。
新しいセンチュリー(SUVタイプ)は、ユーザーひとりひとりの希望に合った仕様にすることが出来る「世界に1台」の日本を代表するショーファーカーです。
今回、パレードカーのお披露目会には、日本相撲協会の芝田山康理事と宮城野翔委員、そしてトヨタの豊田章男会長が登壇しました。
まずは芝田山親方は「このパレードカーに乗るには15日間を戦い抜いて最高優勝しなければ乗れないわけです。とにかく、優勝者が名乗るというクルマなので、力士はみんな乗ることを夢見ています。優勝パレードは15日間の戦いの後の一大イベントで、道行く人みんなに見てもらえるので最高ですよ」と話しています。
また披露されたオープンカーの印象については「これまでのオープンカーでは後席に力士が2人乗ると後援会長が真ん中に乗れませんでしたが、今回のセンチュリーは幅もあるのでそのあたりも良いですよね。また背が高いのでパレードのときも沿道のお客様が見やすいと思います」とコメント。
また豊田章男会長は「15 日戦い戦った優勝力士のみが乗れるクルマとして、このセンチュリーを選んでいただいたこと、本当に感謝申し上げたいです。やっぱり相撲といえば国技ですので、力士の優勝パレードするというのは世界中に注目されます」と話しています。
なおこのセンチュリーオープンカーが誕生するきっかけは宮城野親方(白鵬)と豊田章男会長のやりとりだったと言います。
そのときのエピソードについて宮城野親方は「現役の名古屋場所で優勝したときには外国車でした。やはり名古屋場所でならトヨタだと思い相談しました。最初はクラウンのオープンカーが用意されていたようですが、トヨタのフラッグシップでお願いしたいということで誕生しました。ただこんなに早く実現するとは思わなかったです」と語ります。
なおセンチュリーオープンカーは2022年の正式発表前からスタートしていたと言います。
そのことについて豊田章男会長は「急遽、チーフエンジニアにお願いをしました。普通はクルマが出た年にオープンカーという1台作り上げることはこれなかなか難しいことだと思います。ただ、やはり相撲を盛り上げることになるのであればということで、トヨタのみんなも動いてくれたという風に思います。感謝したいです」と述べていました。
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なお、1月場所は国技館にて1月15日から28日の15日間行われ、センチュリーオープンカーが登場する優勝パレードはその千秋楽で一般に披露される予定です。