マツダの「超コンパクトセダン」に“クマ仕様”あった!? ホイールもサンシェードもクマ! グミも100袋ついてた「MAZDA121 Goldy」とは
定期的に登場する特別仕様車の中には、異業種とのコラボレーションを実施して生まれたものも珍しくありません。そんな異業種コラボの中でも異色とも言えるのが、ドイツの製菓会社「ハリボー」とのコラボで生まれた「MAZDA121 Goldy」です。どのようなモデルなのでしょうか。
めっちゃクマなマツダの「まん丸マシン」とは
定期的に登場する特別仕様車の中には、異業種とのコラボレーションを実施して生まれたものも珍しくありません。
最近のモデルでは、東京オートサロン2024の日産ブースに展示されたルークスはセレクトショップの「ビームス」とのコラボレーションで生まれたものですし、フィアット500には「ディーゼル」とのコラボモデル、スバル フォレスターには「L.L.Bean」とのコラボモデルが販売されたこともありました。
そんな異業種コラボの中でも異色とも言えるのが、ドイツの製菓会社「ハリボー」とのコラボで生まれた「MAZDA121 Goldy」です。
ハリボーといえば黄色い熊(実は黄色ではなく金色)がトレードマークのグミキャンディとして知られていますが、マツダとの異色のタッグで生まれたのが、ドイツ、オーストリア、スイス市場向けに与えられた1000台限定のモデルでした。
MAZDA121とは日本ではオートザム「レビュー」の名前で販売されたコンパクトカーで、丸みを帯びたボディスタイルが特徴的な1台。
これをベースにマスコットキャラクターの熊に近い鮮やかな黄色のボディカラーが与えられ、足元にはなんとハリボーベアを思わせる熊のキャラクターがデザインされたアルミホイールを装着しています。
室内にはホーンボタンにハリボーベアが備わるMOMOステアリングにハリボーベアがあしらわれたリアサンシェードが付属し、キャンバストップ仕様となっているルーフにもロゴが備わる徹底ぶりだったのです。
さらに実際にこの限定車を購入したユーザーにはハリボーのぬいぐるみのほか、100袋のハリボーグミがプレゼントされたと言われていますが、残念ながらMAZDA121販売の起爆剤にはならなかったようです。
そのためこの限定車はその存在をあまり知られていませんでしたが、2022年にドイツにあるマツダ公式のミュージアムである「フレイ・マツダクラシックミュージアム」に車両が寄贈されることとなり、一躍日の目を浴びることとなったのです。
ちなみにハリボー社はこの限定車を当時開催したキャンペーンの商品として提供していましたが、寄贈された車両はこの抽選で当選した車両とのことで、車両も安住の地を見つけたと言えるかもしれませんね。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
このマツダレビューは小泉今日子がCMしてましたね
この大きさでセダンの形というは珍しく、今後も出ないでしょうね
懐かしいな。
元嫁さんの愛車