日産が「新車並みマーチ」を公開!? 木目パネル装備の“レトロカスタム”がカワイイ! 7年落ち中古車ベースの「カスタムモデル」をお披露目へ

すでに新車での販売が終了した日産「マーチ」のカスタマイズカーが「東京オートサロン2024」に出展されます。どのようなモデルなのでしょうか。

「パティシエ」をテーマに「マーチ」を再生!

 日産は、「東京オートサロン2024」(2024年1月12日から14日開催)でさまざまなコンセプトカーやカスタマイズカーを展示します。
 
 その中の1台に、「マーチ」をベースにカスタマイズを施したコンセプトカーがあります。どのようなモデルなのでしょうか。

新車みたいにカスタマイズされた日産「マーチ」
新車みたいにカスタマイズされた日産「マーチ」

「MARCH Patissier CONCEPT(マーチ パティシエ コンセプト)」は、東京オートサロン2023に出展された「キューブ リフレッシュ&レトロ コンセプト」に続く、日産中古車プロジェクトの第2弾です。

 マーチは1982年に初代モデルが登場。4世代、40年にわたって販売された日産のエントリーモデルでしたが、2022年8月に日本仕様の生産が終了しました。

 そのため、現在は新車で購入することができないのですが、今回出展予定のマーチ パティシエ コンセプトは中古車をベースにカスタマイズしているのがポイントです。

「夢を追う若者のライフスタイルに寄り添うクルマ」をプロジェクトコンセプトとし、そのひとつの表現として、これまでクルマとのコラボがあまりなかった「パティシエ(菓子職人・ケーキ職人)」をテーマとしました。

 若手パティシエールの高橋初姫氏(UZUKI sweets shop・徳島県阿南市)をアドバイザーに、彼女が仕事でクルマを使うシーンを想定し、デザインや機能アイテムを盛り込んでいます。

 使用した車両は2016年式マーチ(K13)の「XVセレクション」で、ボディカラーは「ブリリアントホワイトパール」です。

 約8万7000km走行ということもあり、汚れが気になる箇所を新品の純正補修部品に交換し、新車のように生まれ変わらせたうえで、高橋氏の店舗からインスピレーションを受け、ピスタチオグリーンとウッドに加えてゴールドのアクセントを配置。第2のお店として仕立てています。

 ラゲッジスペースには2023年9月に日産から発売された「ポータブルバッテリー from LEAF」から電源が供給される冷蔵庫、リアサイドに脱着可能な黒板、屋根にルーフラックを装着。マルシェへの出展やデリバリーに対応できる機能性が加えられました。

 このほか、エクステリアのカスタムとして、前後で色使いを変更したホイールキャップや、特殊な形状が人気を博すチョコレート菓子からインスピレーションを受けたというフロントグリル、リアドアやテールゲートに木目風デカールを装着するなど、レトロ感のあるカスタムを施しています。

※ ※ ※

 今回、中古車をベースにカスタムを施したことについて、日産の担当者は以下のように話しています。

「新車価格が高騰する現在、中古車のニーズは高まっていますが、コロナウイルスの感染拡大によって新車が製造できないなかで、中古車の価値がさらに高まりました。

 新車に力を入れることは当然として、中古車にもフォーカスを当てようとなった際、日産では生産終了したモデルでも補修部品を多く用意しているという強みがあります。

 中古車で汚れた部分を交換するということに加え、カスタムをしてどこまで付加価値をつけられるかを検証するという意味も持たせています」

 今回で第2弾となる日産中古車プロジェクトですが、第1弾のキューブ リフレッシュ&レトロ コンセプトへの反響が多く寄せられたことから、マーチでのカスタマイズが実現したといいます。

 東京オートサロン2024での反響次第では、こうした中古車ベースのカスタムシリーズが続いていくのかもしれません。

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