ホンダが驚きの新「2ドアクーペ」実車展示! スペシャリティ&スタイリッシュな「Prelude」お披露目! 米国での反響は?

アメリカのプレリュードファンはどう感じている?

アメリカではアコードやシビック、インテグラに比べるとプレリュードはやや存在感が薄い印象ですがプレリュードはどのようなイメージのクルマなのでしょうか。

 プレリュード愛好家が集まる「Prelude Dreams」のメンバーはこのように語ります。

「初代プレリュードが発売された1979年頃は、アメリカでホンダ製小型車の評判が高まっていた頃でした。

 初代プレリュードはアコードに搭載されていた1.7リッターSOHC4気筒エンジンを搭載していましたが、最高出力はわずか72馬力でパフォーマンスは当時としては平均的で、0-90マイル/時加速に約19秒が必要でした。

 ホンダ車の評価が確実に高まりつつあるころでしたが、初代プレリュードはパフォーマンスの割には比較的、価格が高かったことやパフォーマンスに魅力がないことで人気はいまひとつでした。

 しかしそれから5世代に至るまでプレリュードは素晴らしい進化を遂げていきます。

 ハンドリングの良さと快適な乗り心地、先進のメカニズムによって徐々に評価を上げていきました。

 若者にとってのあこがれのスポーツカーであるシビックやインテグラに比べると、年齢層が高めのプレリュードはやや地味な存在ではありました。

 しかし、最終モデルとなる5世代目に至っては3万ドル(当時のレートで約300万円)以下で買えるスポーツクーペとしてはステアリングの正確さとサスペンションの安定性の驚異的な組み合わせで圧倒的に高い評価を得ていました」

青いキャリパーがスポーティな走りを予感させる(Photo:Jihun Kim)
青いキャリパーがスポーティな走りを予感させる(Photo:Jihun Kim)

 では、アメリカのプレリュードファンはこのたびLAオートショーに出品された「プレリュードコンセプト」をどう思っているのでしょうか。

「プレリュードがLAオートショーに出展されることはまったく聞いていなくてとても驚きました。

 アメリカでの販売が終了して20年以上たちますが、プレリュードの名前が復活することは素直に、とても嬉しいことです。

 最初はBEVなのかと思いましたが、その後、ハイブリッドエンジンだと聞いて安心しました。

 同時に、コンセプトとは言ってもこちらは間もなく市販されるのだろうと確信しています。

 代々引き継がれてきた2ドアクーペの美しいスタイルはプレリュードのイメージそのものです。

『どんな走りをするのか』楽しみですね。メンバーの中でも話題になっています。

 ちょっと地味な存在だったプレリュードが一気にステージに上がってスポットライトを浴びている姿を見て感動しましたよ」

※ ※ ※

 LAオートショーで北米デビューを飾り電動化の未来に向けてスポーティな走りを楽しめる製品を提供するホンダの取り組みを示したプレリュード。

 劇的な進化を遂げつつある自動車の世界においてもドライビングプレジャーを追求し続け、そして継承していく姿勢を示してくれました。

 日本のファンはもちろん、アメリカのファンも発売への期待が大いに高まっているようです。

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Writer: 加藤久美子

山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。

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2件のコメント

  1. どうしてトヨタの真似したようなヘッドライトにするかな〜

  2. さすが、アメリカのファンは分かってるね〜!

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