「ハイブリッド車」安く買うなら中古車もアリ!? 最大の問題は「バッテリーの劣化」! 購入するときの注意点とは
相変わらず燃料価格の高騰が続いていますが、少しでも出費を抑えたいと考えて「中古のハイブリッド車」の購入を検討している人もいるでしょう。どのようなことに注意して選べば良いのでしょうか。
中古のハイブリッド車、購入時に注意すべき点とは?
依然として燃料価格が高止まりしている状況のなか、クルマにかかる費用を少しでも抑えたいと考える人が多くなるのも当然です。
できるだけ安く済ませたいのであれば、「中古のハイブリッド車」が狙い目です。車両価格が安く、燃費は優秀。苦しい時代の救世主になる可能性もあります。
しかし新車とは違い、中古車は1台ごとのコンディションが違います。中古のハイブリッド車ならではの注意点とはどのようなことなのでしょうか。
中古のハイブリッド車の最大の問題は、メインの駆動用バッテリーの劣化です。
メーカーが考える耐用年数の目安としては約10年とされており、古いハイブリッド車の場合はそろそろ交換すべき車両が多く、購入後すぐに交換するというケースもあるようです。
日頃からハイブリッド車も数多く整備しているH整備士に話を聞いてみました。
「たいていの中古車は、駆動用バッテリーを交換する前に売却されており、長く乗る、または少しでも新車に近い燃費を期待したいのであれば、駆動用バッテリーを購入後に交換する必要があります。
トヨタ『アクア』や『プリウス』などは、費用は20万円~30万円で交換できます。内外装の状態も気になるところでしょうが、こういった駆動系のメンテナンス費用も考慮したトータルでの予算を考えておくと良いでしょう」
またハイブリッド車の弱点とも言えるのが、補機用バッテリーです。ハイブリッド車にもガソリン車と同じバッテリーが搭載されていますが、こちらの交換も忘れがちです。
「ハイブリッド車に限らず、中古車の場合は見えないところが傷んでいたり劣化していることがあります。
もちろん中古車販売店も『納車前整備』はしてくれますが、それはあくまでも走り出すための最低限必要な整備に留まります。
つまり数年乗っても大丈夫かどうかまでは考慮されていないケースもあるでしょう」(H整備士)
中古車の場合はタイヤも溝などが十分残っていれば交換されていないことも多く、劣化や消耗したパーツなどそのままになっている車両も見られます。安く購入できるクルマは、それなりにメンテナンス費用がかかることを想定しておく必要がありそうです。
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