いつ使う? クルマに付いてる「謎のA/Cボタン」意味は? 押すと何が起こる? 夏と冬に重要な役割とは
クルマで移動する際は快適に過ごしたいものですが、あるボタンをオンにすることで夏でも冬でも快適に過ごすことが可能です。そのボタンとは「A/C」と書かれたものですが、どのような機能があるのでしょうか。
謎のA/Cボタン!? 実は超重要な役割とは
クルマのインパネにはクルマのインパネには「A/C」と書かれたボタンが付いています。
普段あまり運転をしない人からは「A/C」が何の意味を示しているか分かりづらいものですが、実は車内で快適に過ごすためには重要なものでした。

このA/Cという文字は、「Air Conditioning(エアーコンディショニング)」を略したもので、クルマに搭載されているエアコンを作動させるスイッチです。
海外では、エアコンをA/Cと略して呼ぶことが一般的でもあるため、世界的にこの表記が用いられています。
A/Cボタンを押すことで、エンジンルームに設置されているコンプレッサーが作動し、エンジン内の空気が冷却されます。それが車内のエアコン送風口を通して、涼しい風として送り込まれます。
また、このA/Cボタンを押さなければ、通常の送風となるため、エンジン内の暖かい風が流れてきます。
冬場などでは、A/Cボタンを押さずにエンジンの熱を再利用して暖房として使用することが一般的です。
その一方で、この機能は、実はあまり認知されていないこともあり「エアコンが壊れた」と勘違いするユーザーも少なくないようです。
自動車整備士のA氏は、このA/Cボタンについて、次のように話します。
「このA/Cボタンは、実はあまり認知されていないことがあります。
1度知ってしまえば『わからないはずがない』と思ってしまうのですが、過去にお客様で、納車から2日後に『エアコンが壊れている』とお問い合わせをいただき、実車確認を行いました。
その際に、単にA/Cボタンがオフになっていただけということがわかり、お互いに驚きを隠せなかったこともありました」
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このように、快適な車内環境を整えるのに必須とも言えるエアコンを作動させるA/Cボタンは、意外にもあまり認知されていないようです。












