「ハリアー」と同等サイズの「クーペSUV」に注目! 流麗フォルムדタブレット風”大型ディスプレイが先進的! “全く別の車”に生まれ変わったホンダ新型「インサイト」とは!
4代目となるホンダ「インサイト」が2026年4月に発売されました。3000台のみの販売となりますが、どのようなモデルなのでしょうか。
「ハリアー」と同等サイズの「クーペSUV」に注目!
2026年4月17日、ホンダはSUVタイプのBEV(バッテリーEV/電気自動車)「インサイト」をフルモデルチェンジして発売しました。日本では3000台の限定販売です。
世界広しといえど、インサイトほどモデルチェンジのたびに姿を変えるクルマは珍しいかもしれません。というのもフルモデルチェンジのたびにボディ形状が変化するからです。
ホンダ初のハイブリッド車(HEV)として初代インサイトが発売されたのは1999年。トヨタ「プリウス」に遅れること2年で発売にこぎつけました。
初代モデルは究極の燃費を目指してアルミボディを採用したり、2人乗りという強みを活かしてボディ後部の形状を最適化したりとチャレンジングな仕様で、後輪は空力性能を考慮してカバーで覆われるなど、近未来的な雰囲気がありました。
一方で、HEVなのに5速MTが設定されるなど、ホンダらしいエポックメイキングな一面があったことも見逃せません。
2代目のインサイトは初代と打って変わって、扱いやすさと普及を重視した5ドアハッチバックでした。HEVという機構は継承され、より多くの人に届くパッケージへとシフトしました。そして、インサイトは3代目で4ドアセダンへと変化し、全幅が1820mmと初めて3ナンバーボディを手に入れました。

そして、今回発売された4代目モデルではSUVとなり、パワートレインもHEVからBEVへと変化しています。
実はこのクルマ、東風本田が中国国内で2024年から販売しており、現地の名称は「e:NS2」です。製造は湖北省武漢市にある工場で行われており、日本に3000台限定で導入されました。
ボディサイズは全長4785mm×全幅1840mm×全高1570mmです。他社のモデルで比べるとトヨタ「ハリアー(全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm)」とサイズが近く、インサイトのほうがハリアーより45mm長く、15mm狭くなっています。
一方で、全高はハリアーより90mmも低く設定されており、SUVとしては背が低くスポーティなプロポーションが際立ちます。
駆動方式はFF(前輪駆動)のみで、航続距離(WLTCモード)は535kmです。
エクステリアはシャープさとカタマリ感が同居する不思議なデザインです。先進性を感じさせつつ、どこか懐かしい印象もあります。また、ボディ後端は流麗なラインを描いており、無骨なSUVというよりはクーペSUVのようなスタイリッシュさがあります。
ボディカラーは全5色の展開で、国内ホンダ初採用となる新色「アクアトパーズ・メタリックII」も設定されました。
インテリアは水平基調のデザインとブラックをベースとしたカラーリングが特徴的で、無駄な造形を排した、ドライビングに集中できるシンプルな仕上がりです。一方、インストルメントパネルのトップに位置するインフォテインメントディスプレイは、タブレットのように見やすい大型タイプを採用しています。
走りの面では、「NORMAL」、「SPORT」、「ECON」、「SNOW」のドライブモードが選択でき、シチュエーションやその日の気分に応じて多様な走りを楽しめます。
また、BEVで気になる充電時間についても、インサイトは約40分で80%に達する急速充電に対応。さらに、アウトドアや災害時に役立つ外部給電機能も備えており、「動くバッテリー」としても重宝します。
そのほか、国産車としては珍しい機能として「アロマディフューザー」が搭載されました。6種類のカートリッジから香りが選択可能で、同時に3種類をセットでき、その日の気分に応じて香りを変えられます。
中国では車内の香りを気にするユーザーが多く、e:NS2で採用されている機能をそのまま日本向け車両にも採用したという形です。
先進安全装備にも抜かりはなく、「Honda SENSING」が標準装備されました。
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インサイトの価格(消費税込)は550万円です。国の補助金130万円を利用すると、実質420万円となります。
Writer: 廣石健悟
1985年長野県生まれ。鉄鋼系物流会社や半導体パッケージメーカーの技術者を経てフリーライターとして独立。19歳で自動車に興味を持って以来、国産車を中心にさまざまな情報収集をしている。これまで乗り継いだ3台のクルマはすべてMT車。4台目となる現在の愛車はマツダ アテンザセダン(6速MT)
































