なぜクルマのタイヤは「黒色」ばかり? 白線入りはあるけど… 色が決まる理由とは

タイヤに色を塗ってもいい?黒以外のタイヤはあるの?

 カーボンブラックを使用しているためほとんどのタイヤが黒色ですが、タイヤに色を塗ってもいいのでしょうか。前出のブリヂストンの担当者は次のように話します。

「タイヤに劣化等有害な影響を及ぼすものを使用しなければ問題はないでしょう。

 また、シリコンやワックス分が含まれているタイヤ美化剤等を塗布する場合は、トレッド表面に付着しないように注意してください」

 実際にクラシックカーでは、前述のホワイトウォールタイヤやホワイトリボンタイヤなどがあります。これらは業者がペイントを施し、カスタムによりカラーが入っています。

 さらに、ブリヂストンでもカラーが入ったタイヤがあるようです。前出の担当者は次のように話します。

「黒以外の色のタイヤは、フォークリフト向けのノーパンクタイヤ『パンクノン』で白・緑のタイヤがあります。

 この製品はクッション性、耐摩耗性能に優れた特殊カラーゴムを採用しています。

 他にも、オフロードSUV車用DUELERの1部にアウトラインホワイトレターと呼ばれるタイヤサイドの文字のアウトラインにホワイトゴムを採用したものがあります」

フォークリフトのタイヤは白いことがある
フォークリフトのタイヤは白いことがある

 カラータイヤは世間一般ではあまり知られていないものの、一部では存在しているようです。

 一方で、市場にあるほとんどのタイヤは黒色で、カラータイヤはなかなか普及していません。

 タイヤはクルマの中で唯一地面と接しており、最も汚れやすいパーツになるため、汚れの目立ちにくさを考慮すると黒が一番無難なタイヤの色になります。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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