6年ぶり全面刷新! ホンダ新型「N-BOX」発売! 新型は「日本一売れてる理由」を徹底分析! 3代目の「ねらい」とは

ノーマルタイプのターボエンジン搭載車は設定廃止

 パワートレインは、先代で採用した力強く低燃費な特性を持つ660ccの自然吸気DOHCエンジンと、同DOHCターボエンジンをさらに改良し搭載しました。

 ホンダによると、エンジンやCVTの制御を細部まで改善したことで、より上質で扱いやすい特性にセッティングしたと説明します。

ホンダ 新型「N-BOXカスタム」のエンジンはスペック上の大きな変化はないものの、より上質で扱いやすい特性にチューニングされています
ホンダ 新型「N-BOXカスタム」のエンジンはスペック上の大きな変化はないものの、より上質で扱いやすい特性にチューニングされています

 なお先代ではノーマルタイプにも設定されていたターボエンジンが新型では廃止され、N-BOXカスタムのみの設定となりました。

 クルマのベースを支えるプラットフォームも先代N-BOXから継承していますが、剛性を高め、静粛性も改善するとともに、乗り心地や直進安定性、さらにステアリングのフィーリングも向上させたことで、安心感と扱いやすさを高めたといいます。

 安全面では、全車標準装備の先進運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」をさらに進化させています。

 約100度の有効水平画角を持つ広角カメラと前後8つのソナーセンサー、そして高速画像処理チップを用いたシステムを採用し、従来以上に高精度かつ広い範囲で対象物の検知を可能としました。

 新たに「近距離衝突軽減ブレーキ」や「急アクセル抑制機能」を追加したほか、渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線維持支援システム(LKAS)も、よりスムーズな加減速と操舵でアシストするよう改良が図られています。

 このほかホンダの軽として初めて「マルチビューカメラシステム」を設定し、運転をサポートします。

 さらに車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダコネクト)」もホンダの軽で初採用し、新世代のコネクティッド機能が利用できるようになりました。

※ ※ ※

 新型N-BOXの販売価格(消費税込み)は、「N-BOX」(FF)164万8900円から「N-BOXカスタム ターボ コーディネートスタイル 2トーン」(4WD)236万2800円です。

 加えて、N-BOX/N-BOXカスタムをベースにした福祉車両として、車いすのまま乗り降りできるスロープ仕様車も設定され、価格(消費税非課税)は184万4000円から218万8000円です。

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