コインパーキングで「別の駐車枠」の精算しちゃった!? 間違えた支払いは返金可能? 意外と多いうっかりミスの実態は?
もうミスしたくない! どうしたらいい?
間違って支払ってしまったクルマの所有者に対して、駐車料金の返還請求ができるのでしょうか。
権利として返還要求自体はできるようなのですが、今度は別の意味で逆に提訴されてしまう可能性もありそうです。
というのも、別の人のミスで「留置権(駐車場に停めている間、料金を支払わなければクルマを返還しない権利)」を管理会社から勝手に放棄(解除)させてしまっている手前、管理会社が停めていた人に正規金額を請求できるかが不明瞭。
その原因はうっかり別の駐車枠の料金を支払ってしまった側にあるため、実際に停めていた人も管理会社にしても「勝手に支払った」状態になる可能性もあるのだそうです。

ということで、残念ながら「間違って支払ってしまった場合、本人の責任」ということになり、数百円から数千円の返還要求で何か月も係争しても意味がないというのが現実でしょう。
では、うっかり別の駐車枠の支払いをしないようにする方法はあるのでしょうか。
これはとにかく「駐車番号を何度も確認する」「スマホで自分のクルマの駐車状況を番号込みで撮影しておく」というのが最善策と思われます。
見間違いやすい「6」と「9」はどちらなのかを把握しておくことや、番号は1桁なのか2桁なのかということを確認する習慣を身につければ、かなりの確率で支払いミスが減らせそうです。
あと注意したいのが「4」がないケース。いわゆる語呂合わせのような感覚で、日本では「4」が忌み嫌われることがあり、「3」の隣は「5」だったということも良くあります。やはり写真で残しておくなどで自衛するのが良いでしょう。
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間違って精算してしまうというミスは、頑張れば返還請求できますが、少額のために時間と労力をかけるなら、大人しく支払わざるを得ないということになりそうです。
そんなうっかりミスをしないために、番号をしっかり記憶・記録しておきましょう。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。




















