「シートベルト」着用忘れの警告音って「重い荷物」乗せても鳴る? うっかり時に心強い「シートベルトリマインダー」の仕組みとは
近年のクルマには、搭乗者がシートベルトをしていない場合に警告音を鳴らして知らせてくれる機能「シートベルトリマインダー」が搭載されています。この機能は一体どのような仕組みでシートベルトの着脱を感知していて、どれくらいの重さから反応するのでしょうか。
気になる安全機能の「仕組み」とは
近年のクルマには様々な安全機能が装備されていますが、その中のひとつとして「シートベルトリマインダー」が存在します。
これは、搭乗者がシートベルトを着用していない場合に警告音を鳴らして知らせてくれる機能なのですが、一体どのような仕組みでシートベルトの着脱を感知しているのでしょうか。

シートベルトリマインダーの構造を調べると、まずシートベルトのバックル(金具の受け側)に「シートベルトの着脱を感知するセンサー」が組み込まれています。
そしてバックルにシートベルトのプレート(金具)を差し込むことでこのセンサーが反応し、シートベルトが正しく着用されているのかを確認できるという仕組みです。
一方、乗員が座るシートにも仕掛けがあります。
座面には「重さを感知するセンサー」が組み込まれており、このセンサー反応することで、座席に人が座っているかどうかがクルマに認識されます。
そしてシートベルトと座席の2つのセンサーを組み合わせることで、「座席に座っている人がシートベルトを着用しているのか」を確認していて、シートベルトを着用していない場合は警告灯が点灯するとともに、そのまま発進すると警告音を発するのです。
ちなみに、少し前のクルマは前席のみにシートベルトリマインダーが装着されていましたが、2020年9月以降は後部座席にも搭載されるように義務付けられています。















