まさかの“新車価格”超え! 約30年前の「軽トラ」の価値に驚きの声多数! 傷・サビあり「ホンダ アクティ」に熱視線!
2023年8月11日に、米国のオークションサイト「Bring a Trailer」で落札されたホンダの軽トラック「アクティ」について、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
「旧車の軽トラ」に新たな価値を見出す人も
2023年8月11日、アメリカのカーオークションサイト「Bring a Trailer」において、ホンダの軽トラック「アクティ」が7800ドル(当日レートで約104万円)で落札されました。
このアクティについて、SNSなどでは多くのユーザーからコメントが投稿されています。
Bring a Trailerで落札されたのは1995年式のホンダ アクティ(2代目)で走行距離は5万3000キロ。
排気量が550ccから660ccへとアップされた1990年の改良型で、グレードはスタンダードな「SDX」の4WD車となっています。
2021年に米国に輸入されたようで、東部ペンシルベニア州で登録されているといいます。
ボディ各部の状態は、ボンネット(MRのため実際のエンジンは荷台の下)の凹みやワイパー下部のサビ、左アオリ部に付着した黒い塗装を除けば特段大きな傷などは見当たらず、使用に伴う傷がつきやすい荷台も丁寧に扱われていたようです。
さらに、ボンネットには「ACTY SDX 4WD」のステッカーが、後部アオリには新車時のものとみられる「ホンダプリモ日南」のステッカーがそれぞれ残っているなど、28年経過した軽トラックとして見ればかなりキレイな状態といえます。
インテリアは若干の使用感が感じられ、シートに大きな破れはありませんが、経年による汚れとドアパネルの変色が見られます。
エンジンルームは年式なりの汚れ方ですが、米国にわたってからも整備されているようで、タイミングベルトやヘッドカバーガスケットなどのいくつかの消耗パーツは交換されています。
しかし、下回りにはサビが広がっていることから、今後は修繕が必要になりそうです。
8月6日に2500ドルから入札が開始され、23件もの激しい入札合戦を繰り広げた後、7800ドルで落札され、83万円の新車当時の価格を超えるプライスで取り引きされました。
このアクティについて、SNSなどでは驚きの声が上がっています。
「ホントに?」「まあまあな値付いてるなあ」「いい値段してる」「年式の割には程度が良いね」など、落札額の高さに驚いたり、30年弱の商用車でありながらも比較的良好な程度を維持していると思う人が多いようです。
また、「最近はアメリカで軽トラの人気高まってるからなぁ」「アメリカには無い車だから便利なミニカーで売れるのかも?」「軽トラは北米だけでなく、世界中で潜在的ニーズが有るんじゃないかな?」など、日本固有のクルマであった軽トラックの活路を見出す意見も。
さらに、「僕の軽トラも27年落ち 5万キロいってない 売れるのかな」「平成4年のアクティT4WD 納屋に眠ってます。頑張って車検を取ります」「平成10年の後期型SDX4WDエアコン付き持ってます」など、同年代の軽トラックを大事に所有し続けているユーザーからも関心が高いようです。
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北米では軽トラの人気が近年著しく高まっており、4mを切るコンパクトな点や、愛らしい見た目で壊れない点、しかも燃費もよく、荷物もたくさん積むことができるなどが評価されています。
さらに、北米では「25年ルール」という決まりがあり、通常走行ができない右ハンドル車であっても製造から25年が経過すればクラシックカーとして登録でき、公道が走行可能になるルールにより、旧車人気が高まっています。
こうしたこともあって、軽トラは「JDM kei truck」(JDMはJapanese Domestic Market=日本市場の意)として親しまれ、軽トラ専門店も存在しているようです。
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