トヨタが「魔法のほうき」作った!? 斬新すぎる「謎マシン」で空も飛べそう! めちゃ“人機一体”味わえる「イーブルーム」とは
今年2023年、東京モーターショーは、JAPAN MOBILITY SHOWと名前を変え、2023年は10月26日から11月5日まで開催される予定ですが、直近の東京モータショーは2021年の回が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっていたため、4年前の2019年の東京モーターショー2019となります。そんな東京モーターショー2019で、トヨタは“クルマ”ではない一風変わった「e-broom(イーブルーム)」というモビリティを展示していました。どのようなモノなのでしょうか。
トヨタが「魔法のほうき」登場させていた?
今年2023年、東京モーターショーは、JAPAN MOBILITY SHOWと名前を変え、2023年は10月26日から11月5日まで開催される予定です。直近の東京モータショーは2021年の回が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっていたため、4年前の2019年の東京モーターショー2019となります。
そんな東京モーターショー2019で、トヨタは“クルマ”ではない一風変わった「e-broom(イーブルーム)」というモビリティを展示していました。
e-broomは、映画や漫画で“魔法使い”が使っていそうな“魔法のほうき”のようなデザインのモビリティ。
e-broomについて当時トヨタは「空飛ぶ魔法のほうきをモチーフにした、移動の楽しさを再確認できる『人機一体』モビリティ」と説明していました。
一見すると本当に空を飛べそうなデザインではありますが、実際には空を飛ぶことはできません。
ほうきの穂側(ブラシ側)の中に仕込まれた車輪がモーターで駆動し、前進するe-broomを、ローラーブレードを履いた自分の足で制御するという仕組みで、最高時速は10kmにものぼります。
このモビリティは、当時、トヨタのR-フロンティア部の有志で、放課後活動として開発されたといいます。
そのR-フロンティア部の大槻氏はこのモビリティについて次のように説明していました。
「元々は、映画『ハリーポッター』に出てくる『クディッチ』という、逃げ回る魔法のボールを空飛ぶほうきで追いかけて捕まえるというゲームがやりたかったのです。
ただ、実際に空を飛ぶのは難しいので、ローラーブレードなどを履いてイーブルームに乗り、マイクロドローンを捕まえるというゲームを目指しました。
その製作過程で、乗ること自体も楽しいことに気付き、今回は小型のものを作って皆さんに体験してもらえるコンテンツにしています。
この技術は何かに応用したいというよりは、エンターテイメントやスポーツの用途におい、いままでと違う形のモビリティと人の力の融合ができたら面白いなと思って作っています。」
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斬新で遊び心あふれるe-broomですが、当時東京モーターショー2019の会場で、試乗体験が可能で誰しもが触れ合うことができました。
前述のJAPAN MOBILITY SHOWでも、次世代モビリティを試乗体験する「Personal Mobility Ride(パーソナルモビリティライド)」というプログラムが用意されており、ここで体験できる未知のモビリティに期待がかかります。
クルマについての見方がそちら様と違っています。キラキラとしたクルマではなく実用的な知識なら知りたいのです。場合によっては見たくありません。