30年ぶり復活も? スバルの“車名”めちゃ蘇ってる!…けどぜんぜん違うクルマに? もはや懐かしい車名採用したクルマとは

まさかの「レックス」「ジャスティ」の復活

 2005年、トヨタとスバルが資本提携を行なったことで、2012年に「サンバー」がフルモデルチェンジを行なった際に、トヨタ系のダイハツ「ハイゼット」ベースとなって大きな話題となりました。

 このほかにも、ダイハツ「クー」/トヨタ「bB」の兄弟車としてスバル「デックス」が発売されるなど、トヨタ・ダイハツ系の車種をベースにしたスバル車はその後も複数のモデルが登場しています。

初代 スバル「レックス」[1972年]は上質な雰囲気を持つ軽自動車でした
初代 スバル「レックス」[1972年]は上質な雰囲気を持つ軽自動車でした

 そのなかで注目を集めたのが、1994年に消滅した「ジャスティ」の復活でした。2016年のことです。

 ダイハツ「トール」/トヨタ「ルーミー/タンク」のOEM車のため、初代のようなコンパクトハッチバック車ではなく、スライドドア付きのハイトワゴンに形態が変更されているものの、1リッタークラスのクルマなのは初代と同様です。

 なお参考までに、「ジャスティ」は海外では2011年まで継続していました。

 2代目はスズキ「スイフト」(日本名:2代目「カルタス」)、3代目(G3X ジャスティ)はスズキ「イグニス」(日本名:初代「スイフト」および初代「シボレー クルーズ」)、4代目ではダイハツ「シリオン」(日本名:初代ダイハツ「ブーン」および初代トヨタ「パッソ」)をベースとしています。

 日本ではしばらく見ることができませんでしたが、伝統的な車名が脈々と息づいていたのです。

 さらに1992年の「ヴィヴィオ」誕生とともにフェードアウトした「レックス」の名前も、2022年に復活を遂げています。

 実に30年ぶりに蘇った「レックス」は、コンパクトSUVのダイハツ「ロッキー」/トヨタ「ライズ」の兄弟車となり、軽自動車ではなくなりました。

 かつてのイメージとまったく異なる「レックス」ですが、伝統の名前が帰ってきたことを大いに喜びたいと思います。

※ ※ ※

 レックスやジャスティのように、今後も蘇った車名を持つスバル車が出るかもしれません。

 筆者(遠藤イヅル)の全くの個人的な願望で言えば、トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」のOEMモデルとして「ドミンゴ」の車名を復活させる、というのはどうでしょう。

 3列シート車がない現在の国内スバルで、ファミリー需要の受け皿としても支持されると思うのですが、いかがでしょうか。

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