30年ぶり復活も? スバルの“車名”めちゃ蘇ってる!…けどぜんぜん違うクルマに? もはや懐かしい車名採用したクルマとは
メーカーの歴史に残る名車も、名を残しながらも変化し続けています。今回はスバルの名車群を紹介。なかには奇跡の復活劇を遂げた車名もありました。
スバルの老舗ブランド車名の歴史をたどる
かつてスバルの車種といえば「レックス」「ジャスティ」「レオーネ」「レガシィ」などが主力でした。
現在ではそれらの車名は無くなってしまった……と思いきや、レックスやジャスティ、レガシィは今も存続しています。どのような形で残っているのでしょう。
どのメーカーでも、その長い歴史のなかで、新しく生まれるクルマと消えていくクルマがあります。
例えば日産では、いわゆる「ビッグネーム」とされる「サニー」「ブルーバード」「セドリック」ですら、現在では販売されていません。
一方で、規模的に車種が少ないメーカーではどうでしょうか。
スバルでは、1958年に軽自動車の「スバル360」を発売して四輪自動車市場へ進出。1965年には「スバル1000」の発表を行い、1リッタークラスの小型乗用車市場にも参入しました。
その後「スバル360」は「R-2」(1969年)、そして「レックス」(1972年)へ、「スバル1000」は車名を「ff-1」に変更したのち、「レオーネ」(1972年)に発展し、1970年代から1980年代のスバル乗用車ラインナップを構築していました。
その間、「レックス」は1981年と1986年、「レオーネ」は1979年と1984年にフルモデルチェンジを行なっていますが、軽自動車の「レックス」と1.8リッタークラスも擁する「レオーネ」とのギャップが拡大。
そこでスバルはそれを埋めるリッターカー「ジャスティ」を1984年に発表しました。
またそれと前後して1983年には、軽商用車「サンバー」をベースに、ジャスティのエンジンを載せた3列・7人乗りワンボックス乗用ワゴン「ドミンゴ」を、さらに1985年には、鋭角的なデザインのスペシャリティカー「アルシオーネ」も発売。乗用車のバリエーション拡充を図りました。
そして1989年、スバルを大きく飛躍させた立役者「レガシィ」が登場。車体は「レオーネ」よりも大きくなり、各ピラーをブラックアウトしたフローティング・ルーフやブリスターフェンダーの採用により、デザインも大きく洗練されました。
スバル1000から引き継がれるフラット4レイアウトのエンジンは2リッターまで拡大され、インタークーラー付きの2リッターターボでは220psを発生しました。
4ドアセダンに加え、レオーネで人気があったツーリングワゴンはレガシィにも用意され、商用バンとの共用を廃止したスタイリッシュなフォルム、スバル伝統の4輪駆動による走行安定性の高さなどと相まって、レガシィの人気を押し上げることに成功。さらに日本中でステーションワゴンブームを引き起こしました。
一方、レガシィ発売後のレオーネは、1.6リッターのセダンとバンのみを継続生産していましたが、1992年、実質的なレオーネの後継車となる「インプレッサ」が発売されたことで、1994年に消滅しています。
スバルの看板車種となったレガシィは、その後モデルチェンジを繰り返し、現行型は7代目を数えます。
ところが7代目レガシィのセダンは日本では販売されておらず、ツーリングワゴンも5代目を最後に消滅しています。
現在は、ワゴンをベースに車高をアップしてSUVテイストとなった「レガシィ アウトバック」のみの販売となっています。
なおかつてのレガシィ ツーリングワゴンのポジションは、2014年登場のステーションワゴン「レヴォーグ」が継いでいます。
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