夏でも「スタッドレスタイヤ」履いたままだと“交通違反”に該当する!? タイヤ交換を怠った人が招く「悲惨なリスク」とは
危険なうえに「意外な」デメリットも
夏にスタッドレスタイヤを履き続けることには交通安全上のリスクがあるということですが、それ以外にも維持費が増すというデメリットもあるそうです。

先述のようにスタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりも柔らかいため、夏タイヤなどと比べると接地面積が広くなります。
そして接地面積が広くなると、クルマを動かすのに余分なエネルギーが必要になるので、結果として10%程度「燃費が悪化」してしまうのです。
また、接地面積が大きいことによって夏タイヤと比べると騒音も大きくなり、快適性能も低下すると言われています。
冬季以外にスタッドレスタイヤを履き続ける行為は法的に問題ありませんが、安全と経済性、快適性において多くのデメリットが発生します。
スタッドレスタイヤ自体があくまでも雪や凍結した路面での走行を念頭に開発されたタイヤですので、それ以外の環境ではノーマルタイヤよりも制動力や排水面で性能が劣るのは仕方ありませんが、上手に使い分けることはユーザーの責任です。
現在まだスタッドレスタイヤを装着している人は、安全にクルマを走らせるためにも、時間を作って早めにノーマルタイヤへと交換することを検討してはいかがでしょうか。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。
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