なぜ未だに「ジムニー」人気が絶えない? 登場5年経過もなお「納車1年待ち」異例のヒットの理由は
スズキ「ジムニー」「ジムニーシエラ」の人気は衰えることを知らず、登場から5年が経過した今でも納期は1年待ちだといいます。どうしてそこまでの人気を得ることができたのでしょうか。
SUVランキングでジムニーが上位!
最近はSUVの人気が高く、新車として売られる小型/普通乗用車の30%を占めます。SUVはミニバンを抜き、軽自動車とコンパクトカーの次に人気の高いカテゴリーとなりました。
2023年上半期(1月から6月)の登録台数を見ると、国内で最も多く販売されたSUVはトヨタ「ヤリスクロス」で、1か月平均は8370台でした。2位はトヨタ「ハリアー」の7333台、3位はトヨタ「カローラクロス」の6182台、4位はトヨタ「ライズ」の5539台と続きます。
SUVの販売ランキングでトヨタ車ばかりが並ぶなか、注目されるのが、軽自動車のスズキ「ジムニー」と、その小型車版となる「ジムニーシエラ」です。
2023年上半期の1か月平均販売台数は、ジムニーが3352台、ジムニーシエラは2254台とされ、両車を合計すると5606台に達し、これは4位のライズに迫る台数となるなど、現行ジムニー・ジムニーシエラはSUVの人気車になりました。
この売れ行きについて、スズキの販売店スタッフは次のように述べています。
「ジムニーとジムニーシエラは2018年に現行型へフルモデルチェンジされて人気を急速に高めました。
発売直後から、納期が1年以上に延びて、メーカーも増産していますが短縮されません。ジムニー、ジムニーシエラともに、注文をいただいてから納車されるまでに、今でも1年以上を要します」
ジムニーとジムニーシエラは、SUVではトップ水準の売れ行きを達成しながら、登場から5年が経過する今でも納期が長いです。もしもさらに増産できれば、売れ行きを一層増やせるでしょう。
ちなみに先代モデルの販売台数を振り返ると、2016年において、ジムニーは1か月平均が1106台、ジムニーシエラは94台でした。両方を合計しても1200台ですから、今の5606台は2016年の約5倍に相当します。
なぜジムニーシリーズは、5倍の売れ行きを達成できたのでしょうか。この背景には複数の理由があります。
好調な売れ行きの理由を探る上で大切な判断材料になるのが、ジムニーとジムニーシエラの販売比率です。先代型の2016年における1か月平均販売台数は、前述の通りジムニーが1106台、ジムニーシエラは94台でした。比率に換算すると9:1です。
これが現行型の2023年上半期の1か月平均は、ジムニーが3352台、ジムニーシエラは2254台でしたから6:4の割合です。ジムニーシエラの売れ行きは、先代型の24倍に増えて、販売比率も拡大させています。
もともとジムニーは軽自動車サイズの悪路向けSUVとして認知され、販売比率もジムニーが圧倒的に多かったのです。ところが現行型では税金の安さなど「軽自動車であること」を理由に選ぶユーザーが減り、「ジムニーであること」が選択する理由になりました。
そのためにジムニーよりもパワフルな直列4気筒1.5リッターという、エンジンの性格に応じてジムニーシエラを選ぶユーザーが増え、ジムニーシリーズ全体の40%に達したのです。
屠龍の剣 日本人はこの感性をきずいていないが皆魂の奥に持っている、形ばかりの偽物ではなく、その道で最高を目指す、そお云うものが欲しい、
本格クロカン車なのに何故オンロードしか
走らない?一部のユーザーしかこのクルマの性能をフルに発揮してない デザインで選ぶなら中身はモノコックボディの2WDでいいじゃない わかって選んでんのかな?