えっ…! なぜパトカーに「手書き文字」を採用? 全国的に珍しい字体の「熊本県警」が誕生した背景… 現在も採用続く?
珍しい手書き文字だけど、今も使われてる? どのような経緯で採用された?
また、誰がこの文字を書き、どのような経緯で採用されたのでしょうか。
これらの疑問について熊本県警に取材したところ、警務部会計課の担当者は以下のように話しています。
「現在もこの手書き文字を使用しています。
この文字が採用された詳しい経緯は不明なのですが、少なくとも昭和49年(1974年)ころから手書き文字が使われていたようです。
この文字は県警OBで柔道首席師範だった西山巌氏が書いたものです」
また、パトカーに文字をプリントする方法に関しては以下のように説明しています。
「パトカーの担当業者に手書き文字のデータを送り、サイレンやパトランプなど他の装備を設置するのにあわせてラッピングしてもらっています」
そして手書き文字への反響について、担当者は次のように語っています。
「特段多くの反響があるわけではありませんが、以前県警のツイッターにおいてパトカーに手書き文字が使われていることを公表したところ、カッコイイとの声をいただきました」
熊本県警の過去のツイートでは、文字のフォントに関する問い合わせが寄せられたことも明らかにされており、問い合わせに対し「手書き文字を型にして発注しておりフォントはありません」と回答しています。
熊本県警ではパトカー以外にも手書き文字を採用しているのでしょうか。前出の担当者は次のように話しています。
「白バイや警察のヘリコプターなど、他の乗り物には使用しておらず、パトカーにのみ採用しています。
パトカーに関しては、今のところ手書き文字を変更する予定はありません」
※ ※ ※
熊本県警のパトカーには全国で唯一の「手書き文字」が使われています。
都道府県ごとにパトカーの外装が変わるため、見かけた際にはそれぞれの違いに注目すると面白いかもしれません。
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