国道1号静清バイパス「対面通行解除」は8月半ばの見込み 落下した橋桁は分割・搬出へ
工事中にバイパス道路の橋桁が落下した事故をめぐり、静岡国道事務所は今後の作業と対面通行規制の解除見込みを発表しました。
橋桁は8分割して搬出へ
国土交通省中部地方整備局静岡国道事務所は2023年7月20日、国道1号静清バイパスの橋桁落下事故の現場で実施している対面通行規制は、8月半ば頃に解除できる見込みと発表しました。
![事故発生直後の国道1号静清バイパス「清水立体」橋桁落下現場(画像:国土交通省中部地方整備局静岡国道事務所)](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2023/07/230707_r1seishinbp_08.jpg?v=1688709204)
7月6日、静岡市清水区の静清バイパスの工事現場で、長さ約63m、幅約2.5m、重さ約140tの高架道路用の橋桁が約9mの高さから落下し、作業員2名が死亡、作業員と警備員計6名が重軽傷を負いました。
現在、現場付近のバイパスは片側1車線の対面通行規制が依然として実施されており、混雑が続いています。
事故現場では警察による検証が続いており、落下した橋桁も残っていますが、22日からは警察と調整の上、橋桁を8つのブロックに分割して運び出す作業に入る予定です。
その後、落下箇所の舗装や道路付属物の修繕などを行い、天候などに左右されなければ8月半ばに対面通行規制が解除できる見込みといいます。
なお、事故をめぐっては7月11日に事故調査委員会の初会合が開かれ、原因究明や再発防止の検討が始まったばかりです。この現場を含む「清水立体」事業の工事はすべて休止されており、再開時期は未定となっています。
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