高速道路が超スムーズに! これまで「最高速度」が引き上げられた“高速道路の区間”はどこ? まとめて紹介!

高速道路の「最高速度」は、普通乗用車の場合100km/hと定められていますが、近年は一部区間においては最高速度の引き上げが行われています。では、一体どの区間で最高速度の引き上げが行われているのでしょうか。

2023年7月14日時点では「全国5ヶ所」

 高速道路の「最高速度」は、普通乗用車の場合100km/hと定められています(道路交通法施行令第27条)。
 
 しかし、一部区間においては最高速度の引き上げが行われており、この区間では政令で定められている100km/hを超える速度で走行することが可能です(対象車両に限る)。
 
 では、一体どの区間で最高速度の引き上げが行われたのでしょうか。

渋滞時などを除き、高速道路では50km/h以下で走行してはいけない
渋滞時などを除き、高速道路では50km/h以下で走行してはいけない

 2023年7月14日時点で、高速道路の最高速度引き上げが行われている区間は全部で5ヶ所あります。

 まずは、東北道の「花巻南IC~盛岡南IC間」と「岩槻IC~佐野藤岡IC間」、次に新東名高速の「御殿場JCT~浜松いなさJCT間」。

 また、東関東道の「四街道IC~成田JCT間」や常磐道の「桜土浦IC~岩間IC間」でも最高速度が引き上げられています。

 このうち、東北道の「花巻南IC~盛岡南IC間」や「岩槻IC~佐野藤岡IC間」と新東名高速の「御殿場JCT~浜松いなさJCT間」は、最高速度が120km/h。

 常磐道の「桜土浦IC~岩間IC間」は最高速度が110km/hとなっています。

 東関東道の「四街道IC~成田JCT間」については、これまで常磐道と同じく110km/h規制となっていましたが、2023年7月3日より最高速度が120km/hへと引き上げられました。

 最高速度引き上げ区間をまとめると、次のとおりです。

●東北道
・花巻南IC~盛岡南IC間(120km/h)
・岩槻IC~佐野藤岡IC間(120km/h)

●新東名高速
・御殿場JCT~浜松いなさJCT間(120km/h)

●東関東道
・四街道IC~成田JCT間(120km/h)

●常磐道
・桜土浦IC~岩間IC間(110km/h)

「引き上げ区間」を走行する際に注意することは?

 引き上げ区間を走行する際に注意すべき点として、引き上げられた最高速度で走行して良いのは、「普通自動車」「大型乗用自動車」「中型自動車」「大型自動二輪車」「普通自動二輪車」に限られるということがあります。

 つまり「大型貨物自動車」「大型特殊自動車」「特定中型貨物自動」「三輪の自動車・けん引車」は対象外のため、法定最高速度は法令で定められている80km/hとなります。

 また当たり前ですが、対象区間以外では最高速度は法令で定められている100km/hへと戻るため、対象区間を通過後は速度違反や速度差による事故に注意してください。

 そしてこの最高速度の変更は、必ずしも「引き上げ最高速度で走行しないといけない」というわけではありません。

 天候や道路状況を踏まえ、あくまでも安全に走行できる速度で走るようにしましょう。

※ ※ ※

 従来よりも最高速度が高く設定されている高速道路の区間は現在5カ所ですが、今後新しい区間が追加される可能性があります。

 どの区間が引き上げになっているのかを把握しておけば、スムーズに走行することができますので、外出前にチェックし把握しておくと良いでしょう。

【訂正】記事初出時より本文を一部修正致しました。
(2023年7月28日 9:24 くるまのニュース編集部)

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