マジで「燃費」良いじゃん… 「クーペSUV」&「コンパクトカー」に驚愕! 美しくエコなデキる奴? フランス車の実力とは

燃費やばぁ…! E-TECHフルハイブリッドってどんだけスゴいの?

 そんなE-TECHフルハイブリッドでまず驚くのは、燃費の良さです。

 たとえばシリーズ中もっとも燃費の優れるルーテシアのWLTCモード燃費は25.2km/L。

 実際に試乗してみると、急加速を避けるなど配慮するだけで首都高速道路では26.3km/L(メーター表示は3.8L/100km=100km走行するのに3.8Lの燃料を必要という意味)、市街地では約29.4km/L(3.4L/100km)まで到達。

 いとも簡単に、カタログ値を超える燃費を叩き出すのだからさすがです。

 ちなみに、2023年2月から3月にかけていくつかの自動車メディアが横浜から愛媛まで800km以上の道のりをそれぞれ走った低燃費チャレンジでは、全参加メディアの平均燃費として30.3km/Lに到達。

 これは低燃費運転をしての記録ですが、そこまでの燃費ポテンシャルを秘めたメカニズムということが証明されているのです。

ルノー「ルーテシア」
ルノー「ルーテシア」

 しかし、E-TECHフルハイブリッドの魅力はそれだけではありません。

 それはドライバビリティ。ドライバーのアクセル操作に応じて機敏に加速し、爽快感やアクセルを踏み込む歓びもしっかりと盛り込まれている、運転するのが楽しいクルマに仕上がっているのです。

 むしろ、ハイブリッド云々は抜きに加速の気持ちよさだけで選びたくなる特性と言っていいでしょう。

 E-TECHフルハイブリッドは、「ハイブリッドカーとしては」という言い訳をすることなく、運転を楽しめるクルマと断言できるメカニズム。

 運転好きにもおススメできるクルマといえるのです。

 一般的に燃費のいいエコカーは、運転が退屈と思われがちです。

 しかしE-TECHフルハイブリッドはそんな常識から外れた、運転を楽しめて燃費も極めて良好な、稀有なハイブリッドカーと実感しました。

 ちなみに、アルカナでは2023年4月から、ルーテシアではこの6月から「E-TECHエンジニアード」という新グレードが追加されています。

 従来のE-TECHフルハイブリッド搭載グレードに対してBOSEサウンドシステムを追加するなど装備を充実させるのに加え、チタンカラーのF1ブレード(F1のノーズをイメージしたフロントバンパーの一部形状)などでエクステリアも独自の雰囲気で演出。

 より個性的なルノーに乗りたい人とのマッチングがよさそうです。

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Writer: 工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

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