トヨタ車が上位をほぼ独占? 2023年“上半期”売れたクルマは? 軽は便利な「ハイト系」強し! 販売台数ランキング発表
2023年上半期の車名別販売台数ランキングが発表されました。登録車と軽自動車で販売トップ10にランクインしたのはどのクルマなのでしょうか。
2023年上半期はトヨタ車強し!?
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は2023年7月6日、2023年上半期の車名別販売台数ランキングを発表しました。
自販連は登録車(5ナンバー/3ナンバー)ランキング、全軽自協は軽乗用車のランキングをそれぞれ発表しています。
なお、発表されたランキングは通称名別です。例えば登録車だとトヨタ「ヤリス」にはコンパクトカー「ヤリス」に加えコンパクトSUV「ヤリスクロス」、コンパクトスポーツ「GRヤリス」が含まれます。軽自動車ではスズキ「スペーシア」には「スペーシア」「スペーシアカスタム」「スペーシアギア」が含まれるなど、同名シリーズ全体が合算されています。
●2023年上半期 登録車 ブランド通称名別 新車販売速報 登録車ベスト10
・1位:トヨタ「ヤリス」9万7421台
・2位:トヨタ「カローラ」8万2374台
・3位:トヨタ「シエンタ」6万7344台
・4位:日産「ノート」5万8095台
・5位:トヨタ「ノア」5万489台
・6位:トヨタ「プリウス」4万8835台
・7位:トヨタ「ヴォクシー」4万8669台
・8位:トヨタ「アクア」4万6458
・9位:トヨタ「ルーミー」4万5814台
・10位:トヨタ「ハリアー」4万3997台
●2023年上半期 軽四輪車 通称名別 新車販売速報 乗用車ベスト10
・1位:ホンダ「N-BOX」11万2248台
・2位:ダイハツ「タント」8万85台
・3位:ダイハツ「ムーヴ」6万2091台
・4位:スズキ「スペーシア」6万75台
・5位:スズキ「ワゴンR」3万8011台
・6位:日産「ルークス」3万7920台
・7位:スズキ「アルト」3万6681台
・8位:スズキ「ハスラー」3万4157台
・9位:ダイハツ「ミラ」3万2399台
・10位:ダイハツ「タフト」2万8226台
2023年上半期の新車(登録車)販売台数ランキングは、トヨタ「ヤリス」(販売台数9万7421台)が首位を獲得しました。月ごとに見ても、6ヶ月連続で1位を維持しています。
2位以降はトヨタ「カローラ」、3位がトヨタ「シエンタ」、4位が日産「ノート」、5位がトヨタ「ノア」と続き、日産「ノート」をのぞいて10位までほぼトヨタが独占する形となりました。
なお、兄弟車であるノアと7位の「ヴォクシー」を合算すれば9万9158台となり、ヤリスを超えて1位となります。
軽自動車では、ホンダ「N-BOX」(11万2248台)が1位を獲得。登録車を含めても唯一10万台を超え、軽自動車全体でも12ヶ月連続で首位の座を保持しました。
以降は、2位がダイハツ「タント」、3位がダイハツ「ムーヴ」、4位スズキ「スペーシア」、5位にスズキ「ワゴンR」が続いています。
いずれも背が高く、広々とした室内空間と利便性の高い両側スライドドアを装備するスーパーハイトワゴンを設定しており、こうしたニーズが高いことがわかります。
登録車・軽自動車全体では、前年度比で100%を超えるクルマが多くあり、一部では改良や刷新が行われていないのにも関わらず200%を超える台数を記録したクルマもあります。
これは、2021年前半に始まった世界的な半導体不足による部品供給の不透明性や、コロナウイルス感染拡大による工場閉鎖などで新車の長納期化が続いていた問題に目処が立ち、相次いでいた受注停止なども徐々に改善されてきていることを示唆しています。
半導体不足はまだ完全に収束してはいませんが、各社ともに素材調達の見直しなどを図っており、今後さらに改善されれば販売台数も変化する可能性があります。
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以上のランキングを登録車・軽自動車で合算すると、2023年上半期の販売台数ランキングは以下のようになります。
●2023年上半期 販売台数ランキング ベスト10
・1位:ホンダ「N-BOX」11万2248台
・2位:トヨタ「ヤリス」9万7421台
・3位:トヨタ「カローラ」8万2374台
・4位:ダイハツ「タント」8万85台
・5位:トヨタ「シエンタ」6万7344台
・6位:ダイハツ「ムーヴ」6万2091台
・7位:スズキ「スペーシア」6万75台
・8位:日産「ノート」5万8095台
・9位:トヨタ「ノア」5万489台
・10位:トヨタ「プリウス」4万8835台
確かにトヨタは強い!というよりも日産、ホンダに弾がない