梅雨明けで車が汚い… 便利な「洗車機」の活用法は? コーティング施工後は大丈夫? コースの選び方と注意点は
梅雨時期の間にクルマが汚れたという人も多いでしょうが、そんなときは「自動洗車機」が便利です。一方で、さまざまなコースがありますがそれぞれどのような特徴があり、どう選べばいいのでしょうか。
「自動洗車機」どのコースを選ぶ?
洗車に不適な梅雨時期が明けたことで、久しぶりに汚れたクルマを洗いたいという人も多いはず。そんな時、ガソリンスタンドなどに設置されている「自動洗車機」は手軽で便利なものです。
いっぽう近年では、洗車機のメニューにさまざまなコースが設定されていますが、どれを選ぶのが良いのでしょうか。
自動洗車機(セルフ洗車機とも)は門型の機械にクルマを停車させ、料金を入れてメニューを選択すれば水洗いからシャンプー洗浄、簡易的な乾燥まで自動で行ってくれる設備です。
手洗い洗車と違い自分でやらずに済むので、労力をかける必要がないことに加え、シャンプーやスポンジなどの洗車用品を持つ必要もなく、また服や靴が汚れる心配もありません。夏場では汗もかかずに済みます。
コイン洗車場だけでなくガソリンスタンドにも設置されていることから、給油のついでにクルマをきれいにして出かけようという人も多いかもしれません。
そんな自動洗車機ですが、料金を投入する際に複数の「洗車コース」が設けられています。
コースは「水洗い洗車」「シャンプー洗車」「ワックス洗車」「撥水コーティング洗車」など多岐に及んでいることから、どれを選べば良いか迷う人もいるでしょう。
これについてカーコーティングも行っているガソリンスタンドのスタッフは以下のように話します。
「基本的にはシャンプー洗車を選べば問題ありません。シャンプーとブラシでクルマをきれいに洗ってくれます。
車体にツヤを出したいのならワックス洗車、洗車と同時にコーティングを施したいのなら撥水コーティング洗車を選べば良いでしょう」
では、すでにコーティングを施しているクルマを洗車する場合、どうすれば良いのでしょうか。特に最近ではクルマの購入時にオプションでコーティングを施す人が多いですから、コーティングに影響が出ないか気になるかもしれません。
これについて前出のガソリンスタッフは、「コーティングを重ね塗りする形になり、ボディを保護する効果が高まります。ワックスは車体に光沢を出すことができるものの、コーティングに影響が出る可能性があるので注意してください」とアドバイスがありました。
一般的にワックスは名称の通り油分を含んでいるため、コーティングのなかでも油分と親和性の高いものでは成分が変質したり、せっかく施工したコーティングの効果を低下させてしまうものもあります。洗車機を頻繁にかけるという人は一度コーティングの施工業者に確認したほうが良さそうです。
さらに、コーティングを施工したての状態では、洗車機の使用がNGなケースもあると言います。
「コーティングを施したクルマは、コーティングが完全に硬化するまで2週間ほど洗車しないようにしてください。
完全に硬化した状態であれば、洗車機で洗うことができます。コーティングを施したクルマは、基本的にはシャンプー洗車で汚れを落とすだけで問題ありません」(ガソリンスタンドスタッフ)
車体に塗布するコーティングにもさまざまな種類がありますが、特にガラス系コーティングはガラスに似た成分が硬化してボディになじむまで少し時間がかかります。硬化前に洗車機に入れてしまうと成分を除去してしまうことになります。
しっかりと硬化して表面がなじみ、コーティングが効いている状態であれば、むしろ汚れが落ちやすいというコーティング本来の効果と相まって、容易にボディをきれいにすることができるのです。
自分がよく利用する所は出光のSSでK2スーパーコート、撥水コート、シャンプー
でそれぞれに2段階の設定。他に、ゆっくり丁寧、下回りなどのオプション。洗車機に掛けると破損する可能性のある部位のキャンセルボタンが6箇所だったかな。
K2スーパーコート(たぶんガラスコート)は月に1回。コート剤の塗布後に汚れが酷い時はシャンプーだけ。コーティングしていれば汚れがすぐ落ちるので単純な水洗いのみも欲しいところ。
最近は日中に出る時に車が灼熱地獄なので車の温度を下げるために一番安いコースを使います。水だけ3往復で噴射してエアで水を飛ばす冷却コースもあれば良いのに。冬は冬で車に付着した融雪剤(主に塩)を落とすために温水のみ洗車も欲しいかな。