まさかの「オデッセイ 屋根テント仕様」存在! “車中泊勢”も熱視線な「4人寝れる」最強仕様があった!

ホンダは2023年冬、絶版モデルだった「オデッセイ」を復活させます。1994年に登場した老舗のミニバンブランドですが、そんなオデッセイにはかつて、純正「車中泊仕様」もラインナップされていました。

ルーフのポップアップテントに2名が就寝可能に

 いま、車中泊の人気が高まっています。なかでも室内の広いミニバンは、シートアレンジ次第で大人2名の就寝も楽に可能ですが、ファミリーの場合全員が寝ることはできません。
 
 そんな悩みを解消し、4人が就寝可能な純正「車中泊仕様」がホンダから発売されていました。

普段はいつものミニバン、でも屋根をあげれば… 「テント爆誕」!?
普段はいつものミニバン、でも屋根をあげれば… 「テント爆誕」!?

 もし4人家族でミニバンに車中泊するとしても、室内は最大でも2名(+幼児)くらいの就寝がせいぜいで、あとは車外にテントなどを用意する必要があります。

 そのためにオートキャンプ場を予約したうえで、さらに現地でテントも設営するとなれば、いっそ全員テント泊で良いのでは!? となりそうです。

 車中泊が「気ままな旅」の新しいスタイルとして支持されているとすれば、そもそも本末転倒な気もします。

 こうしたファミリーのジレンマを解消する車中泊仕様が、かつてホンダから純正モデルとしてラインナップされていました。

 それが、オデッセイの車中泊仕様「オデッセイ フィールドデッキ」です。

 1994年に登場したミニバンの先駆けである初代オデッセイに1996年に追加設定されたもので、ベース車の走行感覚はそのままに、FRP製ポップアップ式ルーフを架装。ルーフ上に2名分の就寝スペースを確保しています。

 シートアレンジによる室内部の2名と合わせれば、大人4名の就寝も可能となります。

 走行時や不要な時にはルーフを閉じることで、通常のオデッセイとほとんど変わらない使い勝手を保つのが特徴です。

 テント素材はウェットスーツと同じ防水性に優れた生地を採用。開口部にはネットが備わり、使用時の換気・通風も可能です。

 さらにポップアップルーフ中央部にはサンシェード付きの天窓が用意されるほか、夜間用の室内照明も装備されます。

 キャンピングカーのように水回りや調理スペースといった本格的な装備はありませんが、シートレイアウトなどは標準仕様と変わらず、日常的に使える点がむしろ大きなメリットといえます。

 このように初代オデッセイに設定されたフィールドデッキですが、2代目へのフルモデルチェンジを機にラインナップから消滅し、その後再登場することなく現在に至っています。

※ ※ ※

 初代以来、長年に渡り支持されてきたオデッセイは、その後5代目まで世代を重ねてきましたが、製造するホンダ埼玉製作所 狭山工場の閉鎖に伴い2021年12月末に生産を終え、残念ながら絶版モデルとなってしまいました。

 しかし再発売を求める声に応えるべく、廃止からおよそ2年後の2023年冬、中国生産のオデッセイを日本市場へ導入することが発表されています。

 輸入されるのは、5代目オデッセイの改良モデルとなります。

 アウトドアブームや車中泊人気が高まっている今こそ、復活を遂げる新型にも“オデッセイ フィールドデッキ”の再設定を大いに期待したいところです。

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2件のコメント

  1. マツダボンゴフレンディと同じ

  2. えw
    地元でよく見るんだけど(おそらく同じ人w)
    社外品かと思うほどしっくりこないデザインでメーカー仕様とは思いませんでした。ごめんなさい。

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