これまで日本で売られてこなかった「GX」に戸惑う声も

　レクサスは2023年6月8日、本格的な四輪駆動機構を備えた新型SUV「GX」を米国で世界初公開しました。
　
　日本での発売などは未定ですが、この新型GXの印象についてSNSでさっそくアンケートを実施したところ、様々なコメントが寄せられました。

　GXはボディオンフレーム構造を採用した本格的な四輪駆動のオフローダーで、高い悪路走破性と上質なインテリアを両立させた高級モデルです。

　2002年の初代登場以来、日本では発売されていませんが、世界約30の国と地域において、2023年3月末までに累計約54万台を販売しています。

　今回、約14年ぶりのフルモデルチェンジとなった新型GXのボディサイズは、全長4950mm×全幅1980mm×全高1870mm、ホイールベース2850mm。

　あらゆる道で上質な走りを実現させるべく、クルマのベースとなる体幹の部分から全てを刷新しました。

　伝統あるボディオンフレーム構造をいちから新開発し、高剛性かつ軽量な骨格に進化させた新開発の「GA-Fプラットフォーム」を採用。

　車体構造自体の高剛性も図られ、優れた衝突安全性能とともに静粛性と走りの質を向上させているといいます。

　用意されるパワートレインは2タイプです。

　3.5リッターV型6気筒「V35A-FTS」型ガソリンツインターボエンジンは、ダイレクトシフト10速ATとの組み合わせ。高出力・大トルクを発揮し、トレーラーのけん引可能重量はクラストップレベルの約3600kgを実現します。

　そしてレクサスのボディオンフレーム車初となるハイブリッド仕様として、2.4リッター直列4気筒「T24A-FTS」型エンジンと、新開発されたダイレクトシフト8速ATの間に、モーターと湿式クラッチを一体化したフロントモジュールを組み合わせたハイブリッドシステムを採用しています。

　外観も、タフさのなかにモダンさが感じられる新しいデザインを採用。インテリアは上質な一方で、悪路での視界を妨げないシンプルな水平基調のレイアウトが施されています。

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　くるまのニュース編集部がSNSで実施したアンケートでは、フリーアンサーとして様々な意見が寄せられました。

　多く見られたのは、外観デザインの印象です。

「（高級車ブランドの）レクサスでゴツゴツした無骨なデザインが意外」「グリルのオラオラ感も減り好印象」「まるでプリウスやクラウンのような先進的なデザイン」

　このように多くの人が好印象を受けたことがわかります。

　しかし、これまで日本では売られていなかったGXの立ち位置について「このようなアウトドアテイストのクルマはトヨタブランドで出せばいいのでは」と戸惑う声も。

　また「いくらするのだろう」「イイと思うがきっと手に入らないのだろう」と価格が気になるという意見も多く見られます。

　なおレクサスでは、新型GXを2023年末より順次各地域に展開していくと発表していますが、日本へ導入については明らかにされていません。

　多くの反響が集まっており、ユーザーからの関心も高い新型GX。今後の発表に期待がもてるところです。