なぜトヨタが「ランクル復活」を告知! まさか「プラド」全面刷新? ボディサイズ拡大? 予想される次期型とは
トヨタは各市場の法人において「次の冒険の準備はできていますか?」「伝説が帰ってきた」というメッセージと共にいくつかの歴代ランドクルーザーのエンブレムの画像を公開しました。果たしてその意味とはどのようなものなのでしょうか。予想されるのは「次期型ランドクルーザープラド」の今後です。
欧州に続いて米国でも…「ランクル謎ティザー」投稿!
トヨタのヨーロッパとアメリカ法人は歴代ランドクルーザーの車名バッジを公開し、意味深なメッセージを公式サイトやSNSで公開しました。
果たしてなにを意味するのでしょうか。
『次の冒険の準備はできているか?』
そんなキャッチコピーと共に、トヨタ「ランドクルーザー」40系、50型、60系、70系の車名バッジが矢継ぎ早に変わる。そんなティザーを、トヨタヨーロッパが突然公開しました。
これに対して、業界やユーザーから様々な憶測が上がっています。
なかでも「いよいよ新型ランドクルーザープラド(250系)の登場が近いのではないか?」という声が圧倒的です。
すでに現行プラド(150系)のデビューから13年が経過し、ユーザーから後継車の登場が待ち望まれている状態でした。
プラドの後継車については、そのマスコットネームを廃止し、他のラインナップ同様に●●系という番号のみになるのではという予測が広がり、現在では250系という仮の通り名が定着しています。
ちなみに初代ランドクルーザープラドが誕生したのは1990年のこと。
それまで、70系の派生型である「ランドクルーザーワゴン」の後継車として、プラドの名が冠された上で発売されます。
当時は日本をはじめ、クロスカントリー4WDが世界的なブームの最中にありましたが、中でも三菱「パジェロ」が市場の頂点に立っていました。
3ドア、5ドアをラインナップしているだけでなく、4ナンバー、5ナンバー、3ナンバー、ディーゼルとガソリンといったようにバリエーションも豊富で、サイズ感も手頃でした。
一方のランドクルーザーと言えば、そのブランド力は絶大でしたが、トップモデルの60系は高価でボディも大きく、70系は貨物登録のみという状態。
手頃なワゴンモデルをということで、慌てて70系ショートボディをワゴン化(後席のリクライニングが可能)したモデルを出しましたが、本流の70系と比較するとどうしても見劣りするため、人気は今ひとつでした。
そこでトヨタが本腰を入れて造ったのが、70系をベースにしながらもワゴン専用モデルとしてリノベーションした70系プラドだったのです。
このモデルはそれなりの人気を博しましたが、ライバルであるパジェロが1991年に2代目にスイッチし、再びプラドは市場で窮地に。
そこから遅れること5年後に、ようやく2代目である90系プラドを投入します。
このモデルはあまりにパジェロに似ていることから、当時ユーザーから賛否両論が出ました。
3代目プラドの120系からは、メインマーケットをヨーロッパに移し、ボディデザインもSUVに寄ったものとなります。
また120系をベースにレクサス「GX」も造られ、こちらは北米市場をターゲットにしていました。
そのGXがまったく新しいコンセプトで2023年6月9日にフルモデルチェンジしています。
話はプラドに戻ります。4代目150系は2009年に登場しましたが、2度の大きなフェイスリフトを実施し、メカニズムを進化させつつ約13年というロングライフを実現。
特に2017年のマイナーチェンジで登場した現行型は、現代的かつ高級感のあるデザインでプラドの復権を印象づけました。
現行型のデリバリーは2023年夏頃まで続けられるようですが、今回のティザーの配信によって、いよいよ次期型モデルへの期待感が高まります。
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