トヨタの高級SUV「ハリアーザガート」が凄かった! ド派手エアロの斬新カスタム仕様! どんなモデルだったのか
トヨタは初代「ハリアー」のデビューからわずか半年後の1998年5月、カスタムコンプリートカー「ハリアーザガート」を限定発売していました。斬新すぎる迫力フォルムが誕生した背景について紹介します。
イタリアの名門「ザガート」社とコラボしたカスタムコンプリートカー
トヨタ「ハリアー」は、その後世界的に人気を集めるカテゴリーへと発展する「高級SUV」の先駆けとして、1997年12月に初代が誕生しました。
そのデビューからわずか半年後の1998年5月、イタリアの有名カロッツェリア(デザイン工房)とコラボしたカスタムコンプリートカー「ハリアーザガート」が限定発売されています。どのようなクルマだったのでしょうか。
SUVといえばトヨタ「ランドクルーザー」に代表されるクロスカントリー型四輪駆動車(クロカン四駆)が主流だった1990年代の終わりに、初代ハリアーは颯爽と登場しました。
ラダーフレームを採用し重厚な造りのクロカン四駆に対し、ハリアーはFF乗用車のプラットフォームをベースに設計され、軽快かつ上質な走りを特徴としていました。
モノコックボディ化で室内や荷室空間も広く確保され、実用性も向上するなど、主に都市で使うユーザーにとって多くのメリットを有していたことから、デビュー早々にヒット作となっています。
そんな意欲作のハリアーが、デビュー早々にカスタムコンプリートカー「ハリアーザガート」を登場させたことで、再び話題を呼びました。
トヨタのカスタマイズモデルを手掛けるトヨタ モデリスタインターナショナル(現トヨタカスタマイジング&ディベロップメント、以下モデリスタと表記)と共同開発を行ったのは、イタリア「ZAGATO(ザガート)」社です。
同社はフェラーリやアルファ ロメオなど、世界の数々の名車デザインを手がけたイタリアの有力なカロッツェリアとして知られます。
トヨタではハリアーのデビュー前からカスタムモデルの設定を構想しており、3社の共同コンペの結果、ザガートが選ばれたといいます。
デザインのコンセプトは「イタリアン・ロケット」。
プロトタイプモデルは、ハリアーデビュー直後の1998年1月に開催されたカスタムカーイベント「東京オートサロン」で世界初公開されました。
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