もしや“違法”行為!? 日本で「ヒッチハイク」しても「OK」なのか? 経験者の意見は
外国映画などを観ていると、旅先のプラカードを手に持ってクルマにアピールするシーンがあります。そんな「ヒッチハイク」は今でも行われているのでしょうか。それも外国ではなく、日本で成功する人はいるのでしょうか。
実際に日本でヒッチハイクは行われている? 成功体験を語る人も
ヒッチハイクというと、道端で親指を立てたり、行きたい方面のプラカードを掲げたりして、通りすがりのクルマを停め目的地方面へ乗せてもらう旅行者の姿を思い浮かべるかもしれません。
お金をかけずに目的地までヒッチハイクするのは、海外では一般的かもしれませんが、日本ではまだ馴染みの薄い移動手段です。他人に迷惑をかけないという文化もあることから、「見知らぬ人が乗せてくれるのか」「危ないのではないか」と不安を感じる人も多いでしょう。
一方で、現在は、旅先での出会いや交流自体を楽しむためにヒッチハイクに挑戦する人や、起業家の堀江貴文さんがヒッチハイクしていたと知り挑戦したという人、テレビ番組の影響でヒッチハイクに憧れを抱き、実践する人もいるようです。
実際に、SNS上ではヒッチハイクの体験談や感謝の気持ちが共有されています。
「さっき初めてヒッチハイクに成功したけど、時間に間に合うようにクルマを走らせてくれた人に感謝しています」「乗せてくれた人や声をかけてくれた人、本当にいろいろな人に支えられた」など、改めて人の温かさを噛みしめる声が多く見られます。
そんななか、そもそもヒッチハイクは合法なのかと疑問に思う人もいるかもしれません。
結論からいうと、法律的に問題はなく合法的な行為です。ただ、お礼として金品などがやりとりされると違法になるので注意しなくてはなりません。
道路運送法第4条では「一般旅客自動車運送業を経営する場合は、国土交通大臣の許可を受けなければならない」と定められています。金品のやり取りがあったとたん、乗せてくれたクルマが無許可のタクシー、いわゆる白タクとなってしまうのです。
もし該当すると、同法により3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金に処されるので、お金などは渡さないようにしましょう。もちろん、ドライバーから報酬を要求された場合は拒否できます。
加えて、ヒッチハイクのクルマを見つける場所にも注意を払うと良いようです。
高速道路のサービスエリアは、乗せてくれる人も立ち寄りやすく成功率の高い場所ですが、駐車場部分は道路の一部です。そのため、ボードを掲げるといったことが警察により「迷惑行為」と判断される場合があります。
NEXCO管理下の敷地内での声かけは原則として禁止されていませんが、他の利用者の妨げになったり、ドライバーにしつこくつきまとうといった行為は控えることが大切です。
ドライバーが善意で同乗させ、乗った側が任意で謝礼を払う場合は直ちに違法とは言えないのでは?(ドライバー側がそれを求めているかは別としても)
少ないですが、ガソリン代にしてくださいとかね。用途がガソリンを購入するためと考えれば燃費相当くらいは等価交換な気もしますけど。
ちなみに30年くらいまでは何度か乗せてましたよ。最近は殆ど見ませんし。下手に声を掛けても逆に煩い世の中ですから。
ここの読者は乗せる側でしょうけど、ヒッチハイクする側でしたら合図する場所を選ばないと車は停まってくれません。つまり、車が停車しても大丈夫な場所じゃなければ殆どの車にスルーされますね。
数年前に自動車専用道の出口付近。信号のない交差点のほぼ角でヒッチハイクしている人がいましたけど、そんな危ない場所で駐停車出来ないでしょ。追突されるって。
交差点の前後付近。交差点の角なんてタクシー並みに迷惑な行為です。また左カーブなど見通しの効かない場所でのヒッチハイクは無駄骨です。停まる方も乗せる方も危険ですね。あと、路肩が殆どない場所で後ろの車を見ずに左側通行して腕を上げていると腕に車がぶつかります。
十分な路側帯の広さ。車が連なって走っていてもその中の車が後続車に迷惑の掛からないような前後に何もない場所ですね。
どうせ車を拾うなら道の駅や郊外の産直センターなどの出口付近で、且つ車が一時停止するような場所でしたら交通の阻害は最低限に抑えられるでしょう。