日産「超レトロ顔」オープンカーが「新車価格オーバー」で取引! 丸目&パステルカラーがカワイイ「フィガロ」が海外オークションで落札
北米のオークションサイト「Cars & Bids」に1991年式の日産「フィガロ」が出品され、2万ドル(約271万円)で落札されました。
新車価格の1.5倍で落札! 日産「フィガロ」どんなクルマ?
Cars and Bidsは自社が運営する同名のオークションサイトで、アメリカやカナダにあるクルマを競売にかけるオークショニアです。
2023年4月、同オークションに1991年式の日産「フィガロ」が出品され、2万ドル(約271万円)で落札されました。
日産フィガロは1991年2月に発売された2ドアオープンカーです。
既存の車種体系にとらわれない斬新でオシャレさを追求した「パイクカー」シリーズの1台で、「Be-1」「パオ」「エスカルゴ」に続く第4弾モデルとして登場しました。
1989年に開催の第28回東京モーターショーに初出展された際、好評だったことから市販化が決定。限定2万台のみが販売されました。
エクステリアでは、2ドアのコンパクトなボディにクロームメッキ加飾を各部に施し、愛嬌のある丸いヘッドライトと楕円形状のフロントグリルが特徴的です。
ボディカラーは「エメラルド」「ペールアクア」「ラピスグレイ」「トパーズミスト」という4色展開で、いずれも懐かしさを感じさせるパステルカラーを採用。ルーフはサイド部分を残したまま上部が格納でき、オープンエアを楽しむことが可能な構造です。
インテリアは米国シートン製のホワイトレザーを採用し、ボディカラーと同系色にコーディネートされたインパネ加飾を用いることで、柔らかい雰囲気を演出。
メーターや各スイッチ類もデザインを重視したものとなり、アクセサリー感を高めています。
パワートレインは1リッター直列4気筒ガソリンターボエンジン「MA10ET」型を搭載し、最大出力は76馬力を発揮。これに組み合わされるトランスミッションは3速ATのみで、全車前輪駆動です。
なお、人気が集中したため3回に分けて抽選販売される方式がとられましたが、わずか11日間で3回分を遥かに超える5万4000台の申込みがあったと発表されています。
そして今回Cars and Bidsに出品された個体は、トパーズミストのボディカラーをまとっており、走行距離は6万8000キロ。年式を考慮すると少なめだと言えます。
フィガロは日本専売車でしたが、この個体は2019年に輸出され、現在はアメリカ北東部ペンシルベニア州にて登録されているようです。
ボディはリペイントされているほか、ルーフトップを新品に交換済み、フロントシート表皮に摩耗はあるようですが、内装もリフレッシュ作業が実施され、画像でもきれいな状態であることが確認できます。
また、オイル交換やオイルフィルターだけでなく、タイミングベルトも交換済みとされており、手入れも行き届いていることがうかがえます。
さらに、インテリアは純正のカセットデッキが残されており、「ターボチャージャー付車両使用上のご注意」「幌の取り扱い上のご注意」などのコーションラベルもそのまま維持されています。
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このフィガロは8000ドルでオークションが開始し、19件の入札を経たあと2万ドルにて落札。新車時価格187万円を大幅に超える約271万円で落札されました。
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