新型「FC小型トラック」都に導入開始 トヨタなどが参画のCJPT開発 普及モデルを模索へ
いすゞ・スズキ・ダイハツ・トヨタが参画するCJPTが企画・開発を進めている燃料電池(FC)小型トラックの、東京都への導入が始まりました。
普及に向けたモデル構築を推進
いすゞ・スズキ・ダイハツ・トヨタが参画するCommercial Japan Partnership Technologies(CJPT)は2023年4月21日、燃料電池(FC)小型トラックが東京都に導入開始されたと発表しました。
CJPTは、カーボンニュートラルと水素社会の実現に向け、FC小型トラックの企画・開発を参画企業とともに共同で進めています。
同社によると小型トラックは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの配送などに使われることが多いため、冷蔵・冷凍機能を備え、さらに1日複数回配送する需要があることから、長時間使用や長距離走行となる一方、燃料供給は短時間に済ませる必要があるなど、相反する厳しい使用条件が求められます。
カーボンニュートラルを目指すうえでは、このような使用環境だと走行時のCO2(二酸化炭素)排出がゼロでエネルギー密度の高い水素を燃料とするFC技術の活用が有効といいます。
今回、実際の物流現場で商用電動車を活用する社会実装プロジェクトにおいて、都へのFC小型トラックの導入が始まりました。
CJPTは今後、参画パートナーである荷主・物流事業者や都と連携し、普及に向けたモデル構築を進めるとしています。
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