「SPORZA」に息づくデ・トマソのDNA ダイハツとスポーツカーの雄、その深い縁とは?
ダイハツが「東京オートサロン2017」に出展した、4台の「SPORZA」と称するコンセプトのクルマは、往年の「デ・トマソ」社のデザインを彷彿とさせるものでした。両社のあいだに、どんな関係があるのでしょうか。
デ・トマソのDNA? ダイハツの「SPORZA」
幕張メッセ(千葉県千葉市)にて1月13日(金)から15日(日)の3日間にわたり開催された「東京オートサロン2017」。近年は、国産自動車メーカーや輸入インポーターなども積極的に出展しており、モーターショーなどの新型車展示ショーとは異なる、東京オートサロンらしい趣向を凝らした展示やステージショーなどで来場者を楽しませてくれています。
そんなユニークな自動車メーカーのブースの中で、今年はダイハツに熱い視線が注がれました。ダイハツは、今回、4タイプのコンセプトを掲げたドレスアップカーを展示。そのなかのひとつである「SPORZA(スポルザ)」が、特にクルマ好きたちの心を捉えるものだったのです。
「SPORZA」は、「ブーン」、「トール」、「ムーブキャンパス」、「コペン」をベースに、スポーティに仕立てたカスタムカーで、ダイハツが過去に送り出していた「シャレード デ・トマソ」などのホットハッチ(スポーツコンパクト)を現代的にアレンジしたものだといいます。
「デ・トマソ」という名を聞いて、イタリアのスーパーカーを思い出した人は大正解。往年のスーパーカーブームにおけるヒーローの1台である「パンテーラ」を送り出した、あのデ・トマソ社です。