秋田~岩手を結ぶ国道342号「狐狼化山トンネル」29日開通 ダム水没区間を回避 冬期閉鎖も同時解除
2023年4月29日、秋田県東成瀬村で、国道342号のダム付替道路が全線開通します。
約5kmのダム付替道路が全線開通
国土交通省東北地方整備局成瀬ダム工事事務所は2023年4月18日、国道342号のダム水没区間の付替道路が29日に全線開通すると発表しました。
秋田県南東端の東成瀬村を流れる成瀬川では、成瀬ダムの建設が進んでいます。
国道342号は、秋田県横手市から成瀬川沿いを走り岩手県一関市へ抜けていく道ですが、途中の東成瀬村ではダム建設により一部区間が水没します。そのため2005年3月から付替道路の整備が進められてきました。
延長は約5.3kmで、このうち北側の夢仙人トンネル(延長1543m)を含む3.2kmは2012年4月に開通。
そして今回、南側の残り2.1kmがつながり、付替道路の全線が開通を迎えます。
ダム湖の湖畔となる山中を狐狼化山(ころげやま)トンネル(延長1800m)と赤滝大橋(同156m)で通過することで、現道の急カーブや、雪崩のおそれのある区間を回避できるようになります。
なお、県境を越える区間は現在、冬期通行止めですが、付替道路の開通と同時に通行止めが解除される予定です。
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