「車中泊」が大ブーム! ところで「どんな人」が泊まっているの!? 経験者が自由旅の魅力や「リスク」を語る
自由旅「車中泊」に潜むデメリットやリスクとは
ここまでは車中泊のメリットについてお伝えしましたが、もちろんデメリットやリスクが全くないわけではありません。
まずお2人とも口を揃えて挙げてくれたのが、トイレ問題でした。
オートキャンプ場など、しっかりとした施設で車中泊を楽しむ分には問題ありませんが、自然に囲まれた環境であったり、釣りの穴場スポットなどでは近くにトイレがないことも珍しくありません。
車中泊ということもあって、すぐにクルマで移動できる環境ではありますが、緊急時は肝を冷やすことも少なくないと話してくれました。
また、最近では一部の道の駅などでは車中泊NGの場所も存在するため、ひと気がなく車中泊も禁止されていない駐車場や、人里離れた場所で車中泊をすることも少なくないそうですが、防犯性に不安を覚えることがあるとのこと。
特に夏季は窓を開けて網戸を装着して眠りたいところですが、万が一のことを考えるとそういった環境で車中泊をするときは窓を閉め、しっかり施錠をした状態で休むそうです。
今のところ危ない状況に陥ったことはないということですが、単独の車中泊は気軽な反面、注意しなければならない点も少なからずあるということが分かりました。
専用装備を持つキャンピングカーで、エンジンをかけずサブバッテリーで稼働する車載エアコンの人気が高いのもうなずけるところです。
ちなみに余談ですが、Kさんは趣味の釣りの時だけでなく、4月に小学校に上がったばかりのお子さんと自宅前の駐車場で車中泊をすることもあるんだとか。
「今までなかなか旅行なども連れていけなかったのですが、家の前でも車中泊という非日常を楽しんでくれているようです。
でも今年こそはみんなで出掛けたいところですね」
車中泊仕様の愛車は、意外なところでも活躍を見せてくれているようです。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
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