もう「新車で買えない?」なぜ? トヨタ「カムリ」生産終了の反響は? 問合せは意外と少なかった訳
「カムリ」実は新車で…もう買えない可能性も?
こうした現状を考えると、国内でのカムリの役割はすでに終わったと言えそうですが、現時点でカムリを新車で購入することはできるのでしょうか。
前出(首都圏)の販売店担当者は次のように話します。
「正直なところ、これから新車のカムリをご購入するのは難しいかと思います。
というのも、カムリは2022年の秋ごろから新規の受注を停止しており、現時点で受注再開のめどは立っていません。
おそらく、すでに生産枠分が完売していると見られるため、受注が再開されないまま生産終了となる可能性が高いと思われます」
一方、前出とは別の販売店担当者は「新車で購入できる可能性がまったくないわけではない」といいます。
「すでにご注文いただいているお客様がキャンセルされた場合は、その生産枠で新規受注をお受けできる場合があります。
また、お客様からの反響次第では、生産枠を増やすという調整があるかもしれません。
実際、アルファードは受注停止となった後もお客様からのオーダーが殺到したため、わずかではありますが新規受注を再開したことがありました。
ただ、現状のカムリの反響を見ると、その可能性は限りなく少ないと言わざるを得ません」
なお他の販売店では、「在庫車ならばあるものの、新規のオーダーは出来ない」と話しており、全国的に新車で購入出来る可能性は低いようです。
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カムリは北米や中国で圧倒的な販売台数を誇っていることから、モデルそのものが消滅してしまうことはなさそうですが、日本ではその歴史に幕を閉じることになります。
またひとつ、セダンがラインナップから消えていくことになりますが、その一方で、さまざまな事情からセダンを好むユーザーがいるのも事実です。
前出の販売店担当者は、「セダンを好むたお客様には、サイズや車格は違いますが『カローラ(セダン)』や、2023年秋に登場する『クラウンセダン』をおすすめするようにしています」と話します。
ただ、カローラ(セダン)は車格としては下となり、クラウンセダンは全長5030mmにおよぶ大柄なボディであることやカムリに比べて価格が高くなると予想されていることなどから、カムリの完全な受け皿とはならないという指摘もあり、今後のユーザー動向に注目が集まります。
グローバルサイズのカローラをそれこそ“アルティス”で日本に出したら?俺は買わんけど