グリルまで光る!? ホンダ「新型SUV」が登場予定! 新型「HR-V」と合わせて「新モデル」も初公開! 上海ショー2023出展概要が発表

ホンダと中国東風汽車の合弁会社「東風ホンダ」が、「上海モーターショー2023」で展示する車両の概要を公開。このなかには、新型「HR-V」も含まれるようです。

上海モーターショー2023に新型「HR-V」が登場

 2023年4月2日、ホンダと中国東風汽車の合弁会社「東風ホンダ」は、2023年4月18日から開催される「上海モーターショー2023」で展示する車両の概要を公開しました。

 このなかには、同年2月27日にエクステリアデザインを公開した新型「HR-V」も含まれるようです。

東風ホンダが出展する予定の新型「HR-V」
東風ホンダが出展する予定の新型「HR-V」

「HR-V」は、ホンダのSUVラインナップの中でも少々複雑な“車名事情”を持つSUVです。

 1998年に誕生した初代モデルは3ドアで、日本でも展開されていました。1999年には5ドアモデルが追加されますが、いずれも全長4m前後に収まるコンパクトなSUVでした。

 しかし2006年に生産が終了すると、日本ではHR-Vの車名を持つクルマはラインナップから消滅します。

 一方、北米では、日本でも販売されているコンパクトSUV「ヴェゼル」の現地版として2014年にHR-Vの名前を起用。インドネシアなどでもヴェゼルの現地仕様車として現在もHR-Vの名前で販売されています。

 ところが2022年6月、日本や中国市場で発表された新型SUV「ZR-V」が、北米市場では細部のデザインを変えるなど一部仕様変更され、新型「HR-V」としてデビューしました。

 つまり現在、日本でヴェゼルとして販売されているクルマが海外でHR-Vとして販売されている事例と、日本でZR-Vとして販売される予定のクルマが海外でHR-Vとして販売される事例が同時に存在していることになります。

 さらに中国市場では、ホンダは、東風汽車との合弁会社である「東風ホンダ」と、広州汽車との合弁会社である「広汽ホンダ」の2社を展開していますが、同市場にはこれまでHR-Vという車名を持ったクルマはこれまで存在せず、広汽ホンダからは、ヴェゼルはヴェゼルとして、ZR-VはZR-Vとして販売されています。

 一方で東風ホンダでは、ヴェゼルは「XR-V」として販売されており、ZR-Vの姉妹車に相当するモデルはラインナップされていませんでした。

 このような複雑な車名事情を持つHR-Vですが、2022年2月22日に東風ホンダは新型HR-Vを導入すると発表。2月27日には、エクステリアの画像を公開しています。

 今回そんな新型HR-Vを、東風ホンダのブースで展示すると発表されました。

 公開された新型HR-Vのエクステリアでは、精悍で高級感のあるデザインに仕上がっており、グリルをまたぎ中央のエンブレムまで伸びるヘッドライトや、同様に中央まで伸びるリアライトなどが特徴的。

 一方、全体的なフォルムは新型ZR-Vと共通で、同車の姉妹車と見られます。つまり、北米同様ZR-Vの東風汽車モデルとして、オリジナルマスクを備えた新型HR-Vを展開するものと考えられます。

 さらにナンバープレート部分に、“e:HEV”と“SPORTS TURBO”という文字が記載されている画像があり、国内同様ハイブリッドモデルと純ガソリンエンジンモデルが用意される模様です。

 今回そんな新型HR-Vが、上海モーターショー2023の東風ホンダのブースに出展されるといいます。

 東風ホンダは、新型HR-V以外にも2023年3月29日にもティザー画像が公開され、同ショーでの公開が世界初公開となる「e:N(イーエヌ)」シリーズの第2弾プロトタイプ」や、新型「CR-V」のプラグインハイブリッドモデルを出展する予定です。

 様々な新型車が展示されるであろう上海モーターショー2023に注目です。

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