MTのみ! スズキがゴツい「新型コンパクトSUV」発表! アンダー150万円の新型「ブレッツァ S-CNG」印市場投入
スズキのインド法人「マルチ・スズキ」は、新型「ブレッツァ S-CNG」を発表・発売しました。日本にはあまり馴染みのないCNG車のようです。
スズキ、コンパクトSUV新型「ブレッツァ S-CNG」登場
2023年3月17日、スズキのインド法人「マルチ・スズキ」は、新型「ブレッツァ S-CNG」を発表・発売しました。
ブレッツァは、マルチ・スズキが同市場で展開するコンパクトSUV。日本でも販売される「エスクード」の姉妹車だった初代モデルは、「ビターラブレッツァ」として販売されていましたが、2022年6月30日のフルモデルチェンジで2代目となる際、ブレッツァに車名が変更されました。
ブレッツァのボディサイズは、全長3995mm×全幅1790mm×全高1685mm。車幅が少し広い以外は、トヨタのコンパクトSUV「ライズ」とほぼ同等のサイズ感です。
そのエクステリアは、直線を多用したタフな印象のデザイン。フードやベルトラインを強調し、SUVらしい大胆でスポーティな力強さが表現されています。
インテリアは、ブラックとブラウンの2トーン。アクセントとしてインパネにシルバーの加飾を施すことで、スポーティで先進的な雰囲気です。
今回、そんなブレッツァに、CNG(圧縮天然ガス)とガソリンの燃料切替が可能なバイフューエル仕様の新型「ブレッツァ S-CNG」が追加されました。
パワートレインには、最高出力87馬力・最大トルク121.5Nmを発揮する1.5リッターK15Cエンジンを搭載、これに組み合わせるトランスミッションは5MTのみで、25.51km/kgという優れた燃費性能を発揮します。
新型ブレッツァ S-CNGには、フューエルリッドは、ガソリン給油口およびCNG給入口ともに統合され、専用のCNGドライブモード、デジタルおよびアナログのCNG燃料ゲージ、燃料切り替えスイッチなど、専用の機能が搭載されています。
グレードは、LXi、VXi、ZXiの3種展開。価格は、ベースグレードとなるLXiが91万4000インド・ルピー(約146万円)から、最上級グレードとなるLXiが118万9500インド・ルピー(約190万円)からです。
マルチ・スズキでマーケティング&セールス担当シニア・エグゼクティブ・オフィサーを務めるシャシャンク・スリバスタヴァ氏は、新型ブレッツァ S-CNGについて以下のようにコメントしています。
「ブレッツァは、マルチ・スズキにとってゲームチェンジャーでした。デザインと性能でコンパクトSUVセグメントを再定義したSUVです。新型ブレッツァ S-CNGの登場で再びセグメントを混乱させると確信しています。
持続可能な、安全で高性能な都会的なSUVを探している人々にとって、それは完璧な選択となるでしょう。
この段階で、マルチ・スズキでは、S-CNG モデルが全体の販売の24%を占めていることも特筆に値します。また、エルティガやワゴンRなどの売れ筋モデルのCNG販売比率は、全モデル販売のそれぞれ 57%と41%を占めています。さらに、全国にCNGステーションを普及させることを目的とした政府の方針により、これらの数は今後数年間で急増する可能性があります」
日本では、個人所有の車両としてはあまり馴染みのないCNG車ですが、インドでは、一般のユーザーが使用する車としてもCNG車の選択肢が多く存在しており、生活に根付いているようです。
カタチ的には日本でもウケそうな気はする。値段も手頃やし。MTのみってのが日本ではツライかな