観光に使える名神「多賀スマートIC」まず下り側が4月開通! 並行国道も恩恵アリ?
名神高速の多賀スマートICの下り線側が、2023年4月に開通します。
多賀SAに併設
多賀町(滋賀県)とNEXCO中日本名古屋支社は2023年3月17日、名神高速の多賀スマートIC(SIC)の下り線側が4月29日15時に開通すると発表しました。
多賀SICは、彦根ICから約5.4km、湖東三山PA/SICから約5.8kmの位置に設けられます。
多賀町によると、多賀SICを整備することで高速から10分で行ける圏域が拡大。これにより物流交通が分散され、並行する国道8号などの混雑緩和が期待されるとしています。
また、多賀町から第三次医療施設の長浜赤十字病院(滋賀県長浜市)までの所要時間が現在の32分から、開通後は25分に短縮される見込みです。
さらに、多賀SICが多賀大社に近いことから観光客の増加も見込め、同じ滋賀県内の彦根城や湖東三山などとの周遊ルートが形成されることで、地域の活性化も期待できるとしています。
なお、今回開通するのは下り線側のみです。東京・名古屋方面からの出口と京都・大阪方面への入口が開設されます。既存の多賀SAに併設され、出入口は町道四ツ屋胡宮線に接続します。
多賀SICまでの通行料金(普通車、ETC通常料金)は、東名高速の東京ICから9290円、春日井ICから2090円、名神の一宮ICから2000円、東海北陸道の岐阜各務原ICから2290円、北陸道の長浜ICから780円です。
ETC搭載の全車種が24時間利用できますが、SICから出る時はSAを利用できません。
上り線側のSICは本線に直結する形で整備が進められており、出入口は新たに建設する町道につながる予定です。開通時期については、見通しが立った段階で改めて告知されます。
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