なぜ12万キロ走った「日産車」が1500万円? 関心なければ価値に気づかない? 使用感ある内装でも高価格の理由とは
日産「スカイライン GT-R(BNR34)」の希少な限定車がオーストラリアのオークションに登場しました。果たしていくらで落札されたのでしょうか。
希少な「Vスペック」モデルだが…12万キロ走行…でも1500万の価値がある?
近年、世界的に国産スポーツカーの中古車相場が高騰していることに注目が集まっていますが、なかでも日産「スカイライン GT-R(BNR34)」は格段と値段が高いと話題を呼んでいます。
今回は、そんなR34の希少な限定車がオーストラリアのオークションに登場しました。
国産スポーツカーの中古車相場が年々高騰していると話題となっていますが、なかでも1999年から2002年にかけて発売されたスカイライン GT-R(通称R34)は特に高価格で取引されるケースがあります。
世界的な人気を誇り、新車販売時の価格よりも10倍近い値段で販売されることもめずらしくないR34ですが、またしても高額な個体がオークションにて落札されたと、話題を呼んでいます。
近年、このような金額でR34をはじめとした国産スポーツカーの相場が高騰しているのには、アメリカの通称「25年ルール」と呼ばれる保安基準が背景にあります。
「25年ルール」とは、アメリカで、生産から25年以上が経過したクルマに対する保安基準条項の多くが免除となるというルールです。
今まではアメリカ国内での走行が難しかった1990年代の国産スポーツカーも、近年では走行が可能となり、需要にともなって価格も大幅に高騰しました。
また、その価格高騰はアメリカ国内にとどまらず、世界の中古車市場にまで影響を与えています。
今回、オーストラリアのオークションで発見されたR34も、その価格高騰の影響を受けた1台です。落札されたのは、1999年式の「Vスペック」です。
R34には、ベースグレードに対して走りを強化した「Vスペック」という上位グレードが4194台限定で存在していました。
Vスペックは、日産独自の4WDシステムである「アテーサ E-TS PRO」やアクティブLSD、圧縮タコメータ、アドバンスドエアロシステムなどを搭載していることが特徴です。
今回のモデルのエクステリアカラーは「ソニックシルバー」となり、純正の18インチホイールを装着。そのなかにはゴールドのブレンボ製ブレーキキャリパーが装着され、外装のコンディションは全体的に良好といえます。
内装のシートは一部使用感があるものの、大きな傷は見当たらない状態です。そのほかの内装部分に関しては、インパネ部分にタッチスクリーンモニターが装備されています。
また、今回の個体には定期点検記録簿やメンテナンスノートがしっかりと付帯されており、大切に保管されてきた様子がうかがえます。
走行距離は12万5000kmと少なくないものの、その状態の良さから11万1000ドル(約1510万円)というプライスタグで落札されました。
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R34の価格高騰はとどまるところを知らず、近年ではより走行距離が低く、状態が良いモデルの価格が大幅に上がっています。今後のオークション価格にも注目が集まります。
Vスペなんてただのカタログモデルなのにwww
ひとつ確実な事は、例え過激な走り方を一切していなかったとしても、12キロも走ってヤレた車では、スカイラインGT-Rの本来の走りは体感出来ないという事。
過走行による全体的なヤレを補習という形で改善する事は不可能。いくら補強やレストアにお金をつぎ込んだところで、それはもう本来の姿では無い。