高知~松山の道を短絡! 国道33号越知道路「横畠トンネル」6月開通 将来は大規模バイパスに

国道33号越知道路の横畠トンネルが2023年6月に開通します。高知市と松山市を結ぶ山道が、少し走りやすくなりそうです。

将来は「高知松山自動車道」の一部に

 国道33号越知(おち)道路のうち、横畠トンネル(延長962m)を含むバイパス区間が6月10日に開通します。

国道33号越知道路の横倉大橋(画像:国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所)
国道33号越知道路の横倉大橋(画像:国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所)

 国道33号は高知市から松山市に至る延長約124kmの道路です。高知・愛媛の県庁所在地同士を結ぶ重要路線ですが、中山間地の線形不良箇所が多く、大雨による事前通行規制区間が全区間の約37%を占めているなど課題を抱えています。

 そこでこのような課題を解決するため、両都市間では「高知松山自動車道」という地域高規格道路の計画が進行中です。複数箇所でバイパス建設が進んでおり、今回の越知道路も将来は高知松山自動車道に組み込まれることになっています。

 今回開通するのは、越知道路の2工区(延長3km)のうち、横畠トンネルを含む1.8kmの区間です。道路は幅員7.5m、設計速度60km/hで、トンネルの本体工事は2022年11月21日に完了しています。トンネルの前後では、横倉大橋(195m)と立花大橋(170m)で仁淀川を渡ります。

 土佐国道事務所は、越知道路の整備で事前通行規制区間が短縮されるとともに、地滑りや落石といった防災危険箇所や急カーブ箇所が回避されるとしています。

【地図】国道33号越知道路「横畠トンネル」の位置を地図で見る(12枚)

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